誠文堂新光社の『天文年鑑』を購入し、月ごとの天文事象の欄を切り離してノートに貼り付け、自家製の手帳を作ろうかと思っていました。そのようにするなら、日々、宇宙との一体感をもった生活ができるのではないかとのロマンからです。
それで、『天文年鑑』を購入しようとしてあれこれしているうち、この『天文手帳』があることを知りました。しかし、「手帳」とは言っても、実質的に地人書館版の『天文年鑑』のことを指しているだけではないのかとの思いが生じました。そうであれば、慣れ親しんでいる誠文堂新光社版の方がよいように思われたからです。
多少迷いましたが購入し、届いた「天文手帳」は、たしかに「手帳」でした。月毎の計画表(各1ページ)があり、週間計画表(各2ページ)があります。週刊計画表の見開きページ左側には「毎日の天文現象」が記され、右側は記録欄として自由に書き込みができます。
(週間計画表の左側ページ部分については以下のような説明があります)
「上段にはその週の中央(木曜日)の惑星の位置、明るさ、視直経を示し、見やすさを☆印で示した。☆☆☆が最高の条件、無印は観望不可である。その下には、やはりその週の中央における日出入の方位、南中時刻、南中高度、薄明の開始・終了時刻を示した。/毎日の天文事象の欄の月齢、ユリウス日、北極星時角は21時の値である。(中略)毎日の月相図は満月の日を○、新月の日を●として配分したもので・・」と、種々の情報が記されています。
他にも、「毎月の星空」として見開き2ページで、月毎に北天と南天の図版、惑星の位置を示す図版が掲載され、さらに付録として「天文資料」があり*日食と月食*主な星食*流星群*惑星*ガリレオ衛星の動き*木星と土星*主な衛星表、換算表*天文数値表*赤道星図*北天・南天・黄道星図*星座*恒星位置表*二重星*メシエ天体*主な星雲星団*ユリウス日*日の小数*天体写真の基本データ*天体望遠鏡メーカー*天体望遠鏡専門店*天文参考書*万年歴*年齢早見表*日本経緯度図*世界経緯度図*天文記録*将来計画表が示されています。また、プラスティックの「星座早見」が表紙見開き部分に用意され、イタレリツクセリです。
さらにまた、罫線ノートが15葉、方眼ノートが4葉あり、週間計画表の右側部分と併せ、自由に書き込みできる余白も十分で、趣味性は高いものの普通の手帳として十分使えます。
天文ファンだけでなく、蝸牛角上の煩わしさから離れ、高次の宇宙的な意識性をもって生活してみようと思われる方にぜひお勧めしたい手帳です。