天才の誕生は、どのような因子によるものだろうか?遺伝なのか、環境なのか、それぞれに問い掛けながら、現代の最先端科学を盛り込んで研究された、ナンシー・C・アンドリアセンの『天才の脳科学』である。
この本は、最後の「6.よりよい脳を作る」から読まれて、「5.何が創造的な脳を創造するのか」、そして、「1.創造性の本性」と読み進まれた方が、興味深く読めると思います。
中学の頃より、英語、数学、国語の三教科に重点が置かれた教育に、疑問を投げかける一冊のようにも思えます。
創造的な能力に、音楽と絵画が、とても重要であることが、この本から分かるからです。
p52 創造的な性格
創造的な個人に特徴的な性格としては、経験に対して開放的、大胆さ、反抗的、個人主義的、敏感さ、茶目っ気、忍耐強さ、好奇心の強さ、単純さが挙げられる。
p224 複数の研究では、音楽演奏家で小脳が大きくなっていることがわかった。(中略)こうしたたくさんの研究から言えることは、音楽を学んだり演奏したりすることが脳によいということだ。
読むのに、少し忍耐力がいるかも知れないけど、「天才の創造力とは何か?」を分析され、解き明かそうとしている1冊である。