山ちゃんという人間が、いかに魅力的であるかを思い知らされました。
彼は、自分には「才能がない」と知ったうえで、それでもお笑いをやっていくにはどうすればいいかを必死に考え、模索し、多くの失敗や挫折、ときに栄光を掴みながら、一歩ずつ前に進んでいきます。
彼の言葉が私の心に響いたのは、きっと彼が「普通の人」だから。カリスマ性のあるいわゆる「天才」より、言葉に思いが込められている気がしました。
自分の欠点を認め、それを補うための努力を決して怠らない。出来そうで出来ないことを、山ちゃんはずっとしてきた。だから「今」そして「未来」へ繋がる…。
山ちゃんが好きな人はもちろん、むしろ、山ちゃんを嫌いな人にこそ、読んでほしい一冊です。
でも、こんな風に考えられる山ちゃんには、やっぱり才能があるんだろうなと思いました。
能ある鷹は、自分の爪に気付いていないだけなのかも。