全編に渡り、この設計事務所がアプローチしている実践を伴うユニークな試みが、詳細な情報開示とともに散りばめられています。
建築家として活動するためには建築を設計してつくらなければならない。そして一流でなければならない。多くのジレンマを抱えるこの業界で、前向きな推進力をひしひしと感じます。
それを支えるために、どんな組織がどれくらいのパワーで導入されているか考えると不安になりますが、こういった試みの面白さが波及して、十分な人員と報酬がビジネスにきちんと展開され整理されれば、日本の建築の世界も少し変わって行くのでは、と希望が持てる良書です。