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天女湯おれん (講談社文庫)
 
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天女湯おれん (講談社文庫) [文庫]

諸田 玲子
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

湯屋の女将は表の顔、色事手引きは裏の顔
おれん23歳 色でお上に楯を突く
「ここでのことは、夢。終わったあとは忘れなさい」
おれんの湯屋には仕掛けがある。男湯には隠し階段、女湯には隠し戸。どちらも裏の隠し部屋につながっている。行灯と水差しが置かれた小座敷だが、そこはまぎれもない桃源郷。おれんは番台に座り男女の仲を取り持つという案配。よんどころない事情で体を売らねばならぬ女はこのご時世、いくらもいた……。
辻斬り、窃盗、心中、お家騒動??文政の大火、天保の飢饉で不穏が広がりつつある時代。明るくしたたかに生を享受する男と女の姿を描く、傑作時代長編! --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

粋で婀娜な、天女湯の女あるじ・おれん23歳。お江戸八丁堀の真ん中にあるこの湯屋には仕掛けがあった。男湯に隠し階段、女湯には隠し戸、どちらも隠し部屋につながっている。おれんは番台に座って男女の仲を取り持つという案配。辻斬り、窃盗、心中、お家騒動。次々と起こる騒動の中、おれんの恋は実るか。

登録情報

  • 文庫: 464ページ
  • 出版社: 講談社 (2007/12/14)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062759276
  • ISBN-13: 978-4062759274
  • 発売日: 2007/12/14
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By maysuke
形式:単行本
天女のごとき笑顔と気風の良さで、人の面倒を見、事件を解決し、ライバルの湯屋と対峙する、天女湯の女将おれんの清々しい姿が小気味よいです。色ごとも、結構あからさまな表現で描写されていますが、不思議とどぎつくなくいやらしくなくユーモアさえ感じます。おれんの明るい笑顔の裏には、つらい過去、かなわぬ恋があり、そういった伏線がこの小説を単なる娯楽小説ではない深みをもたせているように思います。最後はちょっぴり切なかった。人を幸せにするだけでなく、おれん自身も幸せを掴んで欲しい、最後はそういう気持ちになりました。ペーソス漂う人情物です。
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8 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
爽やかな後味 2006/4/15
形式:単行本
 以前、著者の『紅の袖』(新潮社)を読んだとき、途中から
怪奇小説のような趣きになったのに、面食らったことがあり
ました。それで、本書での主人公湯屋の女主人おれんと、
ライバルの大黒屋の対立が深まっていく展開にいやな予感
がして、頁をめくるのに躊躇するところがありました。ところ
が、ふたりが湯船の中で裸身のまま対決する結末は以外
なほどけれん味がなく、後味は爽やかでした。また、往時
の棟割長屋の様子を克明に綴り、主人公と下足番の弥助
が人気芝居の科白を掛合うなど、臨場感の演出にも努めて
いるので、気楽に読み通すことができました。
 ただ、渡辺京二『江戸という幻景』(弦書房)を読むと、江
戸時代の事象は今日と同じ言葉を使っていても内容は全
く違っていたらしいのです。従って、手放しでほめてばかり
はいられないようです。もっとも、これは著者に限らず、平
岩弓枝、泡坂妻夫、大野靖子など他の時代小説作家にも
言えることではあるのですが。
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