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5つ星のうち 2.0
まったく響かない,
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レビュー対象商品: 天女の末裔 (講談社文庫) (文庫)
週刊文春1984年 国内2位
第30回江戸川乱歩賞受賞作 中垣内衣通絵は、東西大学の先輩 石田達也に、衣通絵の父親 純也の卒業論文から、まだ見ぬ母親が王御滝信仰のイチミコサマであったとの推測を告げられる。イチミコサマは、処女懐胎で、衣通絵を産んだという。真相を探る衣通絵は、母親は殺人の疑いで服役しており、純也とは血縁関係がないを知るのだが、そのやさき、純也が不可解な死を遂げることに。 ・・・ ミステリと民族学の融合とか、シャーマニズムを扱った伝奇的な作品という評価らしい。が、登場人物がまったく魅力的でないこともあって、全然、響いてこなかった。主人公の衣通絵は、相当ジメついた性格で描写されているんだが、自分の過去が、山中に放置された赤子であるとわかっても、ここは感情を乱すことがないんで、弱いのか強いのかよくわからない。石田の虚勢を張っているわりに、優柔不断であるところも好きになれないし。ところどころ「?」となる、会話や場面展開があって、筆力不足のような印象が非常に大きい。そもそもの事件の発端となる衣通絵と、母親の出会いは良かったんだけど。 決着のつけ方も偶然ぽい(竜神様の力?)し、伝奇ものの、おどろおどろしい感じがしなかった。 江戸川乱歩賞応募作が、例年にくらべ低調な年だったらしいが、前年受賞作の高橋克彦著『写楽殺人事件』と比較しても、確かにもの足りないなぁ。
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