お、ようやっと3巻が出たか、と思って表紙を見てみたらあらビックリ! 「霧恋さんの隣で不敵に微笑んでいらっしゃるこここのお方はひょっとして若しかしていやまさかしかしでもこの制服は明らかに違うし舞台も別だし、でもZINVと『四加一樹』はアニメ版に出てたし14話で『お次は宇宙だ!』みたいなことを言っていたし某ゲームにだってちょこっと出てたし………」と一通りパニクった後(済みません、好きなんです、『ぱられルンルン物語』)、本編を読んでみて期待が裏切られなかったことを知りました。問題の某最強ツンデレキャラは一時の挿話としてちょこっと登場し、思わせ振りな説明をしてあっさり退場してしまいますが、ファンとしてはこのぱられルエピソードも十分楽しめました。こんなことなら別設定で新シリーズを始めることも可能じゃないですか? 梶島センセ! とかちょこっと期待を込めて言ってみたり(いや、ホントにやってくれませんかね?)。
さて本筋の方は、西南ウィルスの大暴走の影響が残るアカデミーを舞台に、入学式、静竜のシゴキ、生体強化と続いてハーレム同居生活開始の辺りまでをカバーしていますが、アニメでは描かれなかった西南ウィルスの駆け落ち騒動や、霧恋さんのお母様の参戦、四女官や瀬戸様の暗躍等の裏エピソードが描かれていて仲々充実の内容です。霧恋と西南との葛藤シーンでの心理描写には、ウーンやはり小説には小説の良さがあるなと思いました。アニメにハマったアナタもそうでないアナタも、これを読んで益々天地無用!GXPの世界を堪能しましょう。