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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
生きる、癒される、そして死んでいく自分,
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レビュー対象商品: 天地有情 (朝日文庫 な 15-3) (文庫)
南木佳士さんが2000年から2004年にかけて各種媒体に発表した小文をまとめたもの。単行本の方を読んでの感想である。疲れた時に文庫をふと開くのも良いかもしれません。短い文章の中に信州の小さな共同体の中で生かされている南木さんの姿が見えるようである。 心に残る、心に響く文章が沢山ありポストイットだらけになってしまった。 パニック症候群からうつ病を病み、登山や水泳、家族やネコ、そして自然や時間と言う薬に助けられた一人の男の生き様が自然と自分の中にも流れ込んでくるような言葉で綴られている。 大森荘蔵、開高健、深沢七郎などに関する想いもうなずける。 一文だけメモしておきたい。 考えあぐねる前に、動けるうちに動いておかねば、と思い立った。 いささかあせりつつ、からだの動かし方を学び直している。 せいてはいるが、不快ではない。 もはやだれからも、生き急いでいる、と指摘されない歳になった。 だから、気がねなく、あせっている。
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