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天国へのビザ
 
 

天国へのビザ [単行本]

春野 ことり
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「天国行きのビザがもらえない、哀れな人たち」。医療問題と命と死をテーマとした感動のストーリー。現役女性医師が尊厳死を問う。

内容(「MARC」データベースより)

「なぜ、この人たちは死ねないのだろう」 現役女性医師が描く、医療問題と命と死について問う感動のストーリー。「尊厳死」をテーマに、現代と近未来をそれぞれ舞台とした2編の小説を収録。

登録情報

  • 単行本: 145ページ
  • 出版社: 東京図書出版会 (2006/10)
  • ISBN-10: 4862230962
  • ISBN-13: 978-4862230966
  • 発売日: 2006/10
  • 商品の寸法: 18.8 x 13.2 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 651,460位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ys1001
形式:単行本
 現役の内科医がかいた終末期医療についての問題作が2本。どちらも、尊厳死がテーマである。
 一作目は、こんなヒドい医者は最近いない、、と思うほどイヤーな医者が複数でてきて、やさしい主人公と対比的である。
 二作目は、高齢者の医療費の自己負担が、むちゃくちゃ高くなった、近未来か、パラレルワールドの設定。主人公は、認知症の母の肺炎の治療をどうするか、どこまでやるか、、、で激しい葛藤をもつ。
 医療者として、私自身は、尊厳死に賛成である。しかし、世の中には、患者本人は、尊厳死を望んでいようとも,尊厳死を受け止められない家族もいる。実際にただねているだけの家族でも、”ただいてくれるだけでいいー。”と、大変に大事に寝たきりをみている家族も結構多いのである。それが、誰の幸せなのか、不幸なのか、私にはわからない。
 終末期医療の一つの考え方として面白かった。
 
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 現代を舞台とした「天国へのビザ」。近未来が舞台で、小児は医療費自己負担ゼロ、高齢になればなるほど自己負担額が増えるという医療制度で展開する「残像」を収録。この2編、まったく異なる雰囲気の小説で、面白い。

「天国へのビザ」は、女医が主人公であるが、男性的なテンポのよい文体で、どんどん読者を物語の中へ引き込み、現代医療の問題点を見事に表現している。

「残像」はアルツハイマーの母と小1の息子を抱えるシングルマザーが主人公で、前者が男性的なら、こちらは女性的と言える。認知症の祖母と小1の孫のやり取りがほほえましく、その中で子供が成長していく過程がうまく表現されている。最後は涙なしでは読めない。

読みやすいので、医療関係者も一般人もどちらもすんなり入っていける。ストーリーを楽しみながら、医療のあり方について考えさせられる。

ぜひ多くの人に読んでほしいです!!
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
人はいつか必ず死ぬ。当然のことである。しかし、多くの人は自分や家族の死を日ごろ意識せずに暮らしているであろう。自分の死について考えたり、家族と話し合ったりすることなく歳を取り、やがて判断力をなくし、自分の死に方を医療者に委ねてしまう、そんな人が多い。
本書は読みやすい「物語」という形で、死生観について考えさせてくれる。
2部構成であるが、第2話の未来の保険制度は、近いうちに現実になる可能性が高いのではないだろうか。
医療者はいままで、患者をとにかく「生かしておく」ことを目標としてきたのも事実だろう。
そして、一度つけたら外せない人工呼吸器など、矛盾はいくらでもあり、現実はきれい事では済まされない。

一気に面白く読めて、考えさせられる一冊。
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