内容紹介
六本木・銀座から私鉄沿線の小さな駅まで、自らの足で探しあてた東京のスナックを1年間かけて50軒取材! 50人のママさん・マスターのドラマチックすぎる物語を1万字超えのインタビューで綴る、都築響一、渾身の1冊が遂に完成。どのページを開いても、思わず涙があふれ勇気がもらえる、日本初のスナック読本です!
内容(「BOOK」データベースより)
50のお店に50のドラマ。カラオケスナック人生劇場。
著者からのコメント
(前書きより)
メディアを通して他人を知ることが、直接だれかに会うより多くなってしまった僕らは、「特別な人間が、特別な人生を送っている」と思いこみがちだ。こんなすごい生涯だから、テレビに出るんだろう、みたいな。でも、それはちがう。そこらにいる、そこらの人が、聞き出してみれば波瀾万丈の大河ドラマのヒーローやヒロインだったりする。
常連さんばっかりだから、スナックは入りにくい、とよく言われる。そのとおりだが、それだけスナックという空間はライブなコミュニティの、情報交換の場として機能しているということだ。夜の井戸端会議場。だから事件記者は、なにか事件が起こると、まず地元のスナックに情報を集めに行く。
呑んで歌って、それだけのことなら、人はスナックなんて行かない。そこにはバーにもクラブにもカラオケボックスにもない、濃密ななにかがあるのだが、「スナックなんて行ったことない」知的な人々にそれを説明するのはすごく空しい。この本を手に取ってくれたあなたが、いつも通り過ぎるだけだった地元のスナックの扉を押してみようという気になってくれたら、なによりうれしいのだが。
カバーの折り返し
「わたしはね、きついだとかヒマだとか言うなって、言ってるの。言葉に出すと、自分の予言になっちゃうから。ひとに聞かれたら、けっこう忙しいよとか、絶対にヒマって言っちゃいけないよって。 」
池袋・村
「お酒って毎日呑むと、どんどん弱くなるんですよ。 それで1日か2日抜くと、肝臓が復活するから、呑めるようになるんですよ。呑めないときは呑み物、変えるんです。焼酎を呑んでたら、ビールにするとか。違うもの入ってくると、また呑めるようになるわけ」
浅草・レオ
「妻が家の前で石油かぶって、火のついたライター持って、死ぬって言ったときがあったの。そんとき、かまわないよって言ってやったんです。家の前だと困るから(公園の)奥に行って森の中でやってくれって。そしたらやらなかった。」
不動前・揚羽屋
池袋・村
「お酒って毎日呑むと、どんどん弱くなるんですよ。 それで1日か2日抜くと、肝臓が復活するから、呑めるようになるんですよ。呑めないときは呑み物、変えるんです。焼酎を呑んでたら、ビールにするとか。違うもの入ってくると、また呑めるようになるわけ」
浅草・レオ
「妻が家の前で石油かぶって、火のついたライター持って、死ぬって言ったときがあったの。そんとき、かまわないよって言ってやったんです。家の前だと困るから(公園の)奥に行って森の中でやってくれって。そしたらやらなかった。」
不動前・揚羽屋
「まずお店をちゃんとするには、家庭がちゃんとしていること。それで、お客さんには笑顔で接して、自分の利益になったものは、なにかの形でお返しする。それがいちばん大事だと、わたしは思うんです」
立会川・基
著者について
1956年、東京生まれ。76年から86年までポパイ、ブルータス誌で現代美術、建築、デザイン、都市生活などの記事をおもに担当する。89年から92年にかけて、1980年代の世界の現代美術の動向を包括的に網羅した全102巻の現代美術全集『アート・ランダム』を刊行。以来現代美術、建築、写真、デザインなどの分野での執筆活動、書籍編集を続けている。1993年、東京人のリアルな暮らしを捉えた『TOKYO STYLE』刊行。1996年発売の『ROADSIDE JAPAN』で第23回・木村伊兵衛賞受賞。現在も日本および世界のロードサイドを巡る取材を続行中である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
都築 響一
編集者。1956年東京生まれ。現代美術、デザイン、旅などの分野で著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
編集者。1956年東京生まれ。現代美術、デザイン、旅などの分野で著作多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)