堂場氏作品を読み続けてきて、まだ読んでなかったので読んでみました。
妻を交通事故で亡くし、生きる慶び、生き甲斐というものを失った
フリーのライターが、社会復帰のキッカケをかけて、ある女性の行方を
追います。
この捜索模様は、鳴沢節が出ていて力強い捜索が繰り広げられます。
無駄な部分もなく、サクサクすすむ捜索展開が読み心地いいです。
主人公が捜索する女性は、男性ならば誰しも、「あぁ、そういう女性な、いるいる」
とうなずいてしまう、悲しく、たくましい女性で、彼女が通った道、
彼女に関わった男達のあさましく、悲しい展開に、男性であることを
恥じつつ読み進みました。
主人公の思い込み強さ、というか背負っている業が、彼女を探す動機として
無理があるのと、中盤から謎が透けて見えてしまうのが残念でした。
もっと想像もつかない原因、結末であってくれ、と読み進めましたが、
残念ながら想像通りでした。
途中までは満点だったのです、以上の理由から星4つです。おしい。