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天国の本屋
 
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天国の本屋 [新書]

松久淳+田中渉
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (46件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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   現世の流れに押しつぶされそうになったとき、「天国での記憶」をたどってみたくなる。「天国」とは、誰もが心の奥に抱いているだろう優しくて懐かしい世界。幼い日の宝物、子どものころの夢、初めて恋をした日のこと…。日々の生活に追われて見失いがちな気持ちを、本書は思い出させてくれる。

   さとしは「天国の本屋」店長代理にスカウトされ、一時的に天国に連れて来られたごく普通の大学生。天国でさとしは、心に傷を負いリハビリ中のユイと出会い恋をする。2人は他人同士として現世に戻ることになるのだが、さとしは「きっと、君を見つけてみせる」と、再会を約束する。10代から中高年層の読者まで、愛しい人との出会いの必然性を確かめたくなる、そんな淡い恋心がよみがえるラブストーリーだ。また、本書ではさとしが朗読する形でいくつかの童話が登場する。「この本、こんな話だったっけ?」と、懐かしい絵本をまた読み返したくなるのも愉快。 

   著者は“妊夫”体験エッセイ『男の出産』などの著書を持つ松久淳で、田中渉はプロデュースの形でかかわっている。舞台化もされたが(演出・中村龍史、脚本・松田直行)、日だまりのような天国の本屋でのシーンを再現するには、小さな舞台がよく似合いそうだ。

   柔らかいタッチの挿絵に、ハンドサイズの表装は手触りが心地よく、大好きな人への贈り物にもおすすめしたい。(分須朗子)

内容(「BOOK」データベースより)

天国をご存じですか?そこには、本屋さんも喫茶店も、小さな公園もあります。もちろん、恋だって。この世からアルバイトに雇われたさとしは、縁色の目をしたユイを好きになります。でも、ユイには人に言えない秘密が…。はたして、ふたりの恋のゆくえは?悲しいことも、死にたいほど辛いことだって楽しくなるラブ・ストーリー。

登録情報

  • 新書: 119ページ
  • 出版社: かまくら春秋社 (2000/12/31)
  • ISBN-10: 4774001570
  • ISBN-13: 978-4774001579
  • 発売日: 2000/12/31
  • 商品の寸法: 18 x 11.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (46件のカスタマーレビュー)
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29 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:新書
 疲れていた心が蘇りました。透明感あふれるファンタジックな恋の物語、そして、人生の不思議さを感じさせる物語です。タイトルにある通り舞台は天国。主人公のユイは天国の本屋でアルバイトをする身。その本屋に店長代理としてスカウトされて来たのがさとしです。さとしはまだ死んでいないのですが、短期アルバイト要員として現世から連れて来られました。大学卒業を前にして就職も決まらず、何をしたいかわからないという頼りない男の子ですが、ちょっと間抜けでやさしいところが魅力。さらに、さとしは天国の本屋で思わぬ才能を発揮します。それは本の朗読。この本屋では、お客へのサービスとして店長が朗読をします。さとしの朗読は天国で人気を集め、なかなか打ち解けなかったユイもさとしに心を開いていきます。そして...。この後の展開がとても心に染みました。月並みな言葉ですが、私も人との出会いを大切にしたいと思いました。単なる恋愛だけの展開ではありません。最近知人が夭折した私にとって、この物語の死生観は悲しみを癒してくれました。その意味でもこの本はお薦めです。それから、さとしが朗読する本の選択がおもしろいです。筆者の好みかなと想像しながら読みました。装丁も素敵で、私は表紙のイラストに引かれて手に取りました。 
このレビューは参考になりましたか?
28 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:新書
 人間関係に疲れた心が蘇ります。人との出会いの不思議さを感じさせられました。タイトルにある通り、舞台はあの世、天国です。主人公のユイは弟を自分の不注意から死なせてしまった過去を持っています。その自責の念から自殺して、今は天国の本屋でレジのアルバイトをする身。その本屋に店長代理としてスカウトされて来たのがさとしです。さとしはまだ死んでいないのですが、店長の都合で短期アルバイト要員として現世から連れて来られたのでした。卒業を前にして就職も決まらず、何をしたいかわからず、ちょっと間抜けな学生ですが、さとしは本屋で思わぬ才能を発揮します。それは朗読。さとしの朗読は聞く人を癒す力を持っていて、天国の本屋でお客の人気を集めます。朗読は現世の競争社会では評価されにくい才能ですが、この才能やちょっと間抜けで一生懸命なところが、「成仏」していなかったユイの心を開いていきます。2人に恋が芽生えかけた時、ユイは天国の記憶を消されて現世へ戻され、さとしも現世へ戻って自分の人生を歩み始めます。ここも感動したのですが、この後の展開が一層心に染みました。月並みな言葉ですが、私も人との出会いを大切にして、相手の存在を大切にして生きていきたいという気持ちがこみ上げてきました。外見からはわからないけれど、私の周りの人たちもユイやさとしのように、懸命に生きている人なのかもしれないから。どんな展開かは、どうか実際に読んでください。それから、さとしが天国の本屋で朗読する本の選択もおもしろいです。今、朗読は静かなブーム。これらの本の朗読を聞く場があったら楽しいだろうなと思います。実は、この本を読む前に私はこれを原作にした舞台を見ています。劇場ロビーで表紙のイラストに引かれて本を手に取りました。舞台は中村龍史さんという演出家が透明感のある美しい世界を創り出していました。再演されるかどうかはわかりませんが、本と舞台と比べて鑑賞しても、どちらも心に染みると思います。本の装丁も素敵でプレゼントにいいです。

 

このレビューは参考になりましたか?
8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
某新聞に「天国の本屋」の舞台の広告が出ていたのが
読むきっかけだった。
時間が経てば経つほどゆっくりと新鮮な感動が染み渡ってくる。
荒削りだけど天国にある本屋という視点がよかった。
ただ読み終わってからふと思ったことがある、「天国にいる人たちは、
家に帰ったら、待っている人がいるのだろうか?

子供たちもいれば若い人たちもいる、もちろん年老いた人たちもいる
みんな天国にある家に帰ったら、みんなひとりぼっちなんだろうか?
だからあの本屋で朗読を聴いて寂しさ、哀しさを忘たいのではないか」
と思ってしまった。
この本を読んで現代に生きている人たちが、そういった気持ちを少しでも
癒されてくれたらいいと思う。

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構成が見事
「あなたがこの本を買いに来るって、僕にはわかってたんです」... 続きを読む
投稿日: 20か月前 投稿者: ぷりうす
展開は読めるんだけど……素直に心地よい
 絵本のようにがっちりとした装丁、大きめの文字、さっくりとした挿絵、大人向けの絵本といったイメージ。... 続きを読む
投稿日: 2006/7/4 投稿者: があ
ピュアな物語
読み始めて、はじめは話の展開や先が全く予期できなかった。どんな感じのことが書かれている本なのかも、大分読み進めるまで気付かなかった。... 続きを読む
投稿日: 2006/6/6 投稿者: キリン
天国
『天国の本屋』

タイトルからは想像出来ない内容でした。

悲しいお話と思いきや、とっても暖かいお話でした。... 続きを読む
投稿日: 2006/5/4 投稿者: タオル
後からぐっと来る感じ!!
最初はゆ〜〜っくりと時間が流れていくけれど、話が進むにつれてどんどん展開していきます。

読んでいて、話の流れにぐっと取り込まれました。
投稿日: 2005/11/29 投稿者: ミニマムガール
のんびりすぎて、逆に疲れました。
激しい感動で涙を流すような作品ではありませんが、ほっと安心するような作品だとは思います。... 続きを読む
投稿日: 2005/11/12 投稿者: 春日小夜
疲れたときにオススメ。
涙が出る程の感動作―というわけではありませんが、
心の奥がじわっと温まる―そんな作品です。... 続きを読む
投稿日: 2005/10/22 投稿者: のっこ☆
じわじわと・・・。
さとしの気持ち、ゆいの気持ち、じわじわとしみ込んできて、気がついたら一気に読んでいました。

気持ちよい秋空の下、ベンチで読むのがおすすめ。

投稿日: 2005/9/18 投稿者: norico41
素敵な本です。
普段あまり本を読まない方でもスラスラ読めると思います。
天国の本屋で、ユイが弟に読み聞かせをする場面でウルウル来てしまいました。... 続きを読む
投稿日: 2005/9/13 投稿者: ぽんた
本当にいい本です。
純粋にいい本でした。
難しい言い回しは、ほとんどなくすごく読みやすいです。... 続きを読む
投稿日: 2005/7/11 投稿者: pogy
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