さとしは「天国の本屋」店長代理にスカウトされ、一時的に天国に連れて来られたごく普通の大学生。天国でさとしは、心に傷を負いリハビリ中のユイと出会い恋をする。2人は他人同士として現世に戻ることになるのだが、さとしは「きっと、君を見つけてみせる」と、再会を約束する。10代から中高年層の読者まで、愛しい人との出会いの必然性を確かめたくなる、そんな淡い恋心がよみがえるラブストーリーだ。また、本書ではさとしが朗読する形でいくつかの童話が登場する。「この本、こんな話だったっけ?」と、懐かしい絵本をまた読み返したくなるのも愉快。
著者は“妊夫”体験エッセイ『男の出産』などの著書を持つ松久淳で、田中渉はプロデュースの形でかかわっている。舞台化もされたが(演出・中村龍史、脚本・松田直行)、日だまりのような天国の本屋でのシーンを再現するには、小さな舞台がよく似合いそうだ。
柔らかいタッチの挿絵に、ハンドサイズの表装は手触りが心地よく、大好きな人への贈り物にもおすすめしたい。(分須朗子)
登録情報
|
子供たちもいれば若い人たちもいる、もちろん年老いた人たちもいる
みんな天国にある家に帰ったら、みんなひとりぼっちなんだろうか?
だからあの本屋で朗読を聴いて寂しさ、哀しさを忘たいのではないか」
と思ってしまった。
この本を読んで現代に生きている人たちが、そういった気持ちを少しでも
癒されてくれたらいいと思う。
気持ちよい秋空の下、ベンチで読むのがおすすめ。
|
この商品のクチコミ一覧
クチコミを検索
|
関連するクチコミ一覧
|
|