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天啓のゆくえ―宗教が分派するとき
 
 

天啓のゆくえ―宗教が分派するとき [単行本]

弓山 達也
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

天理教―近代日本最大の宗教教団は、なぜ数多くの分派教団を生み出したのか。各時代ごとに天啓者待望、終末預言、霊能と秘儀を前面に押し出した分派教団出現の背景と要因、そのメカニズムをはじめて解き明かす。

内容(「BOOK」データベースより)

天理教―近代日本最大の宗教教団は、なぜ数多くの分派教団を生み出したのか。各時代ごとに天啓者待望、終末預言、霊能と秘儀を前面に押し出した分派教団出現の背景と、そのメカニズムに迫る。

登録情報

  • 単行本: 350ページ
  • 出版社: 日本地域社会研究所 (2005/06)
  • ISBN-10: 4890228365
  • ISBN-13: 978-4890228362
  • 発売日: 2005/06
  • 商品の寸法: 18.8 x 12.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 758,615位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 天理教の分派に関して詳しく調べてあり、「異端」ではなく「分派」と表現しているのもそれとして妥当だろうと思います。そして、社会背景に溶かし込むのではなく、救済の論理に着目した点などは優れた点だろう。
 しかし、「分派」を救済の論理に着目して論じるというからには、やはり「いわゆる正統」の立場や見解をもう少し詳しく参照する必要があったのではないかと言わざるを得ない。その点が足りない分、やや一面的になってしまっている感が否めない。ここでは、「分派」サイドの解釈が論理の飛躍ではなくむしろ自然な解釈として描かれる傾向にあるが(それ自体が問題ではない)、それならば、「正統」と「分派」の相違点に関するある程度まとまった記述と、なぜ「正統」の解釈がこれらの分派とは異なり、それが「正統」になりえたのか、という点に関して体系的な記述が必要なのではないかと思います。それがないことが全体にひびいている。それゆえにどうしても、ここでの解釈をどこまで信頼していいか、すなわち、どこまで厳密に考察されているか、という点で足踏みしてしまう。その点を補強して第二弾に期待したい。
 今後の期待も込めてちょっと厳しい評価になりますが星2つです。ちょっと辛口だったので補足すれば、今のままでも、もともと天理教の分派に関心を持っている人にとっては、おもしろいのではないかと思います。
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8 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
~私自身は、大学は商学部で勉強し、すぐに就職して、会社人として人生を過ごしており、宗教活動には、仕事としても私生活でも深い関わりは持っていません。例えば、会社の組織を考える時には、経済的あるいは合理的な合目的性でもって、組織単位や分割&統合の必然性を説明しようとします。けれども、実態は、合理的な目的だけでなく、政治的、分かり易く言う~~と人的(例:あの人は年齢が高いので部長にしよう・・・)目的で組織が決められる場合が有ります。この本で述べられている天理教の分派・分化メカニズムは、時代の社会環境的な背景や、教理原則自体が抱える歴史的な背景もありますが、大きくは「天啓」「甘露」等の言葉で語られる現象が発現した「人物」の登場により、突き動かされてきたものと、認識しまし~~た。会社における組織化=分化メカニズムは、年功序列的な尺度以外にも、
1.仕事の技術レベルは高いけれど、コミュニケーション能力に欠けるので、管理職に出来ないタイプ(研究開発職等にありがち)
2.仕事の技術レベルは低いけれど、取引関係や縁故関係で、やむを得ず管理職にしなければならないタイプ(いわゆる天下りとか)
・・・等、様々なタイ~~プがあります。この様な「会社における分派?現象」を間近に見てきた私からすると、「天啓のゆくえ」で実証されている、天理教における組織分化のメカニズムは、宗教という世界における企業組織力学(の一部)を知る事となり、最後のページまで関心を持って読みました。~
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