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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
同じ亜種でありながらも違う境遇,
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レビュー対象商品: 天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA) (文庫)
2巻の出来事から約300年後のこと。
小惑星帯に成立した国家の一つであるノイジーラント大主教国の主教の一人であり、強襲砲艦エスレル艦長でもあるサー・アダムス・アウレーリアは、海賊討伐任務の捜査の一環として救世群の居留地である小惑星に向かう。 抑圧され、資源もない小惑星まで追いやられた救世群連絡会議のメンバーたち、特に議長のグレア・アイザワは、冥王斑患者達を阻害した人々を恨んでいた。その恨みを晴らすために、かつて滅びた小惑星国家が発見したという、凄まじいエネルギーを持つ木星遺跡ドロテア・ワットの資料を入手したのだが、その情報を海賊に横取りされ、アダムスがその追跡を行うことになった。 日本特定患者群連絡医師団の瀬秋樹野とそのAIフェオドールを同伴させ、海賊艦ナインテイルの調査を行っていたアダムスたちは、その過程で強烈な反撃を受け多大な被害を受ける。この闘争の行方はどこにたどりつくのか? 1巻と2巻の人間関係の流れがおおよそ明らかになり、全体の見通しがだいぶ良くなってきたように思う。 生まれながらにして迫害される立場である救世群と、<酸素いらず>という改造人間ながら武装艦を駆り海賊を駆逐する治安機構であるアウレーリア一統を対比軸とすることで、300年経っても強まるばかりの恨みの構造と、それを変えることのできない政治体制みたいなものが描き出される。 読んでいる時、何となく「導きの星」を思い出した。
9 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
もちろん言うまでもなく本巻も傑作,
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レビュー対象商品: 天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA) (文庫)
続編を心待ちにしながらも、発売がいつ頃なのか正確な情報を持たなかったので、書店で発見した
ときは完全に意表を突かれました。「え、うそ?」と思いながら本書を手に取った瞬間、興奮に うおおおと呟きながら全身に鳥肌が立ってしまいました。数分後に正気を取り戻したとき、それ ほど続編を心待ちにしていた自分自身に驚きました。私、おかしいですかね。 なにはともあれ・・・ 本巻を読了して最も強く感じたのは、どの巻から読み始めても「天冥の標サーガ」にすんなりと 入り込めるようになっている、その驚異的な構成力です。 本巻を含め、いずれのエピソードも単体のジャンル小説として読んでも十二分に楽しめるし、 続けて読めば読んだで、サーガ全体の謎を解く鍵がそこかしこに散りばめられており、各巻の 人物や物事に思わぬ関連性が浮かび上がり、肌が粟立つ興奮を味わえる。 毎回レビューで繰り返し書いていますが、このままの勢いで完結すれば、間違いなく国産長編 SFの歴史に残る大傑作となることでしょう。これだけ緻密な構成の物語を描くには想像を絶する 苦難が伴うと思いますが、著者には是非頑張っていただきたいと思います。 でも来春まで待つのは苦しいな。
5つ星のうち 4.0
偶然と必然,
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レビュー対象商品: 天冥の標 3 アウレーリア一統 (ハヤカワ文庫 JA) (文庫)
著者の作品は、常にチェックしているつもりでしたが、少々文章というものから遠ざかっているうちに“アラッ”っという感じで発売されていました。気が付けばこの3巻の発売直前・・・。即効1〜2巻計3冊を購入し、一気読みで、待望の3巻を手に取りました。内容は前半は、冒険活劇風であり、後半は少年の成長物語・・・といったカンジでした。うん、おもしろい。このボリュームでも飽きることなく読了してしまいました。つぎは、ラヴァーズのお話ですか?楽しみです。ただ、セアキ家の人間がどの巻でも、どっかり本筋に腰を下ろしていて・・・必然なんで仕方ないのでしょうが、偶然として描かれているのがツラくなってきて(飽きてきて)身勝手ながら星一つ落としました。
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