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天冥の標V: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA)
 
 

天冥の標V: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA) [文庫]

小川 一水
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

西暦2349年、小惑星パラス。
地下の野菜農場を営む40代の農夫タック・ヴァンディは、
調子の悪い環境制御装置、星間生鮮食品チェーンの進出、
そして反抗期を迎えた一人娘ザリーカの扱いに思い悩む日々だった。
そんな日常は、地球から来た学者アニーとの出会いで微妙に変化していくが……。

その6000万年前、地球から遠く離れた惑星の海底に繁茂する原始サンゴ虫の中で、
ふと何かの自我が覚醒した――急展開のシリーズ第5巻。

内容(「BOOK」データベースより)

西暦2349年、小惑星パラス。地下の野菜農場を営む40代の農夫タック・ヴァンディは、調子の悪い環境制御装置、星間生鮮食品チェーンの進出、そして反抗期を迎えた一人娘ザリーカの扱いに思い悩む日々だった。そんな日常は、地球から来た学者アニーとの出会いで微妙に変化していくが―。その6000万年前、地球から遠く離れた惑星の海底に繁茂する原始サンゴ虫の中で、ふと何かの自我が覚醒した―急展開のシリーズ第5巻。

登録情報

  • 文庫: 423ページ
  • 出版社: 早川書房 (2011/11/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4150310505
  • ISBN-13: 978-4150310509
  • 発売日: 2011/11/25
  • 商品の寸法: 15.6 x 10.8 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 今度は善悪二元論、神、宗教か。ストーリーが軽快で一気に読了。, 2011/11/28
By 
flatlander (東京都) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ1000レビュアー)   
レビュー対象商品: 天冥の標V: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
前作でも書いたのですが、今一番楽しみにしているシリーズな上に今回も面白かったのでほめまくりになります。
もしこれまで読んでいる方は、もう私の感想など読まず作品を読んでください。
前作レビューを読むに批判的な意見も多かったようですが、今作を読まないのは惜しいできです。

24世紀の小惑星帯での人間の物語と悠久の時を跨ぐ宇宙の原則とダダーの物語が二本立てで進み、ダダーストーリーを知ることで24世紀の事件が把握できます。

どちらのストーリーも単独で面白く、快調に読み進むことができます。
ダダーのストーリーは内容は壮大ですが語り口が軽快なのですっと内容が入ってきました。

生命の意義に関する作者の考えと思う内容を読ませてもらい、嬉しくなりました。
この作者の他の作品も読んでいて感じるのですが、他人を信じられる人なのだろうと思います。

また24世紀のストーリーは単独で楽しめると共に、これまでに書かれた過去と未来の幾つかが「そうだったのか」と納得できます。

シリーズ全体で言うと、色々と気になっていた事件や布石がある程度まとまりだしたという印象を受けました。
その中でも自分は既刊4作で「ダダーとは」が気になっていたので、今作でかなりすっきりしました。

色々な名作SFへのオマージュなのだろうかと感じた箇所があり、どこも自然に作品の内容に組み込まれています。
スポンジは結構直接だと思いますが。

大シリーズの折り返しに来た訳ですが中だるみも無く、今後も大どんでん返しや驚愕があることを期待しつつ、読み続けていきます。
この正月休みにでも1から読み直して見るつもりです。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 一周回って, 2012/1/26
レビュー対象商品: 天冥の標V: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
1は異世界冒険譚風、2は現代パンデミックもの、3は近未来ミリタリスペオペ、4は官能小説(笑)・・・・と来て、5は一周回って正統派ハードSFという感じでしょうか。
ただし、今度は物語の構成が変わって、二つの物語が交互に進むというもの。
一つは4のちょっとあと、ほとんど同時代の、小惑星で農場を営む農夫の日常の事件の物語(個人としては大きな事件だけれども)。
もう一つは宇宙の大規模構造にまでいたる、とある生命の進化と戦いの物語。
スケールが大きく異なるその二つの物語がどう繋がるのか・・・と期待したが、今巻ではある程度収束するものの、完全には繋がらないのがちょっと肩透かし。
続きものの間の1巻としてはいいけれど、単独の物語としては若干消化不良かなぁ
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12 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 継承される叙事詩, 2011/12/11
By 
kogonil - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 天冥の標V: 羊と猿と百掬(ひゃっきく)の銀河 (ハヤカワ文庫JA) (文庫)
連作として現在継続中なので、レビューは完結してからと思っていました。
連載途中で結末までわかっていないマンガなんかだと、途中で「すげえおもしれえ!」とか思って盛り上がって
ると、途中で大失速とか、わりとありがちだったりして、途中で盛り上がっていた自分に対して小一時間説教し
たくなったりしますから。

でも、もう我慢できませんでした。

これは、小川一水版『果しなき流れの果に@小松左京』だと、ようやく思い至りました。
ドーキンスの「利己的な遺伝子」が、電子データにまで拡張されて摂取されているなど、今日における様々
なガジェットを思いっきり取り込んだ、「現代版 果しなき流れの果に」なのだと。

これまでの各巻でも、ところどころ、作品の他の部分から突出しているようなエロティックな要素が目立ってい
ましたが、これ、「生殖」ってことなんですね。

なかなか全貌を明らかにしてくれない全体の流れの中で語られる個々のエピソードも、単独で取り出しても
十分おもしろいです。また、『青い星まで飛んでいけ』などの短編集に収録されたアイディアなんかも、本作
では拡張して取り込まれている感じです。

まだまだ先が長いので、「あ、これは、「果しなき流れの果に」だ」という見方が全然間違っている可能性は
すごくありますが、その適否も含め、ますます途中で止められなくなっています。

続刊が非常に楽しみです。
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