天使1/2方程式の二巻です。本作は雰囲気が作者の別の作品である『ひつじの涙』に似ているところがあるように思います。
主人公の女の子は圭と違い、ちょこっともじもじ系で自分に自信が持てないところがあったり、男の子も神崎とは異なりキラキラ王子様系といった違いはありますが、学園を舞台にした青春恋愛もので、男女がつかず離れずな微妙な距離を保ちながら様々な出来事に巻き込まれていくのは、読者として引き込まれる魅力的な作品だと思います。
主人公ゆい子はリップケアの先生をしてくれる王子様なマナにお礼がしたくて、お弁当を作って一緒に食べることになります。そこでマナがとんでもない行動に出てしまい大慌て。これからどう接していけばいいのか困惑してしまいます。
一方マナの友達である夏艶はマナがとった驚きの行動を聞いて、「このままじゃ一緒に居られなくなるぞ!」とたしなめるのだが……。
お互いに相手を気にしてるのに一歩踏み出せないもどかしい関係が、シンプルかつ魅力的に描かれています。先の展開が気になります。