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天使の耳の物語
 
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天使の耳の物語 [単行本]

成井 豊
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

大切な人の心の声、聴こえていますか?

演劇集団キャラメルボックス2009クリスマスツアー原作本!



ある日、不慮の事故によって、「天使の耳」と言われる人の心が聞こえる耳を持ってしまったお父さん。真面目に生きてきたのに、家族の本音は辛らつだった。それでもお父さんは立上がる。もう一度、娘のあの笑顔が見るために。

内容(「BOOK」データベースより)

生真面目なお父さん、広告代理店勤めのお母さん、無口な息子、そしてどうも恋をしているらしい娘…いつのまにか心が離れてしまった家族を取り戻したい!お父さんの奮闘記。

登録情報

  • 単行本: 210ページ
  • 出版社: ポプラ社 (2009/11/2)
  • ISBN-10: 4591112543
  • ISBN-13: 978-4591112540
  • 発売日: 2009/11/2
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By say
形式:単行本
演劇集団キャラメルボックス2009クリスマスツアー『エンジェル・イヤーズ・ストーリー』 の原作本。

他人の心の声が聞こえるようになった父親が
家族の心が離れていることに気付き
取り戻す話。
あらすじを言えばそれだけの、よくある話ではある。
が、引き込まれてしまう。

舞台版と大幅に人物設定が違っていた。
舞台にはあの設定の方が合っていたし
小説で読むにはこの設定の方が合っている。
この辺りは流石だなと思う。

父親視点で見た幸せなクリスマスが冒頭に描かれることで
その後いつの間にか見失っていた幸せが浮き彫りになる。

詩郎は舞台版と同じく好青年で、父親とこの物語を支えてくれる。
現実には、自分の心の中が相手に聞こえてしまうと知ったら、つい避けてしまうことの方が多いだろう。
こんなにストレートに接することが出来る人間の歌う歌は、さぞかし心に響くだろうと思わされる。

反対に秋人は、舞台版ほど存在感を感じなかった。
あれだけの手話による演技だったからこそ
体ごとぶつかるような秋人の熱さと静かさが伝わってきたのかもしれない。

父の推理はとても強引で稚拙ですらあるが、
年頃の娘から突然
「秋人さん…」
という心の声を聞いてしまっては、心配するなという方が
無理だろう。
が、強盗犯が金を奪った後、自分たちが捕まらないように
何もしていないのは舞台版と同じで
この辺りは多少書きこまれているかと思ったので期待はずれ。
頭が良く行動力もある人間が、いきあたりばったりに金欲しさに犯罪を犯し
その後どうなるか、自分たちがつかまったら
秋人はどうなるか、ということに考えが至らないとは思いにくい。

舞台版では大団円だった終わりも
小説ならではのちょっとリアルなオチが、より一層
誰も特別に幸せになった人はいない
のに何故か心が温かく、明日に希望が持てる気がするラストに仕上がっている。
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4 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By があ トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 演劇集団キャラメルボックス2009年クリスマスツアーの原作。
 生真面目で頑固者のお父さんが、ある日事故にあい、人の心の声が聞こえる耳を持ってしまう。真面目に教師として家族のために一生懸命働いてきて、家族円満で順風満帆の人生……のつもりのお父さんに、息子、娘が投げつけた心の声は辛辣なものだった……

 なんというか、ここ数年、「お父さん」を怠っている気がしてならないウチにとっては身につまされる話です。帯に書かれた「大切な人の心の声、聴こえていますか?」という言葉のとおり、成井豊さんらしい人が人を思う気持ちを前面に出したストーリーですが、今一つ入り込めませんでした。
 「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」ではあまり気にならなかったのですが、今作は脚本家が書く小説らしく地の文が説明的で描写に欠ける気がします。

 舞台版では本人と心の声を二人一役で演じるという表現をしていたり、聾の青年を見事な手話で見せていただけたり非常に素敵な作品になっているのですが、小説で読むと物足りないというのが正直な気持ちです。学習塾を経営する兄弟が起こす事件も、その解決に至る経過も舞台版ではそこまで気にならないのですが、小説だと強引で雑な印象を受けます。
 好きな脚本家さんですし、この舞台も好きなのですが、小説としては……ということで、かなり辛めになります。
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