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天使の爪 (上) (カッパノベルス)
 
 

天使の爪 (上) (カッパノベルス) [新書]

大沢 在昌
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

本作は『新宿鮫』で知られる大沢在昌が1995年に刊行し、11万部突破のベストセラーを記録した代表作『天使の牙』の続編です。 主人公は警視庁勤務時代、任務遂行中に狙撃され、自らの脳を別の女性の肉体に移植する手術を極秘裡に受けた過去を持つ麻薬取締官の神崎アスカ。脳移植技術を独占するために彼女に接近するSVR(ロシア対外情報局)と、それを阻もうとする米CIA――アスカはやがて、ロシアが生み出した “もう一人の脳移植者”と対決することに。米ロ諜報戦争を軸に、かつてアスカの婚約者だった刑事・古芳和正との愛と葛藤の物語が展開されます。 --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

脳移植が生んだ、か弱く美しい肉体にタフな女刑事の心を持つ麻薬取締官・神崎アスカ。突然麻薬取締部に現れその場の一人を銃殺した全裸の女が、中国人犯罪者・林の引き渡しを要求した。交渉人に指名されたアスカは、かつての同僚であり恋人の刑事・古芳との決死の連係で人質を救出。しかしそれは、米ロ情報機関、さらに日ロの犯罪組織が絡み合う激しい戦いの序章でしかなかった―。

登録情報

  • 新書: 463ページ
  • 出版社: 光文社 (2005/6/22)
  • ISBN-10: 4334076122
  • ISBN-13: 978-4334076122
  • 発売日: 2005/6/22
  • 商品の寸法: 17 x 10.6 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (13件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 906,326位 (本のベストセラーを見る)
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形式:新書
本作品は、1995年に刊行され、評判を呼んだ秀逸なハードボイルド「天使の牙」の続編である

男勝りの性格で決して美人ではない保安二課の刑事・河野明日香は、日本全土を席巻する麻薬組織「クライン」の元締め・君国の愛人で美貌を持つ神崎はつみを警察への護送する途中、「クライン」に襲われる。多数の銃弾を撃ち込まれたものの脳は生きている明日香、そして、ただ一発の銃弾が脳を撃ち抜き、体は生きているはつみ。保安二課長・芦田警視の計略により明日香の脳がはつみに移植され、君国をおびき出す囮としての特殊任務をおびた「アスカ」が誕生し、明日香の婚約者であり元同僚の仁王とともに「クライン」と戦う。

「アスカ」の誕生から4年余りが過ぎ、神崎アスカは関東信越厚生局麻薬取締部麻薬取締官!として働くようになる。「アスカ」が「河野明日香」であることは警察の特秘事項となり、美貌を手に入れたものの著しく戦闘能力の落ちたアスカは、閑職に回される。しかし、ある事件をきっかけに元婚約者・仁王こと古芳との最強のコンビが復活し、狼と呼ばれたロシアからの殺し屋と、その裏に潜む巨大な組織と戦うことになる。
この殺し屋は、ある理由から「アスカ」に強い関心を抱いており・・・

「天使の牙」同様、ハードなアクションが展開される本作は、スピード感にあふれ、秀逸なハードボイルド小説となっている。「脳移植」という(現時点では)非現実的なところに拒否反応を覚える方もいるだろう。かくゆう私も同様の理由で前作「天使の牙」を読むのを後回しにしていたが、ひとたび読み始めてしまう'''全く気にならず、むしろ作品の面白さを格段に増している。
是非お勧めの一冊である。
ただし、前作を読まずに本作品を読むと登場人物の背景の把握が十分に行えず、アスカや仁王の感じる葛藤を十分に理解することができないため、本作品を十分に堪能できないと思う。前作も一級のハードボイルドであり、読んで損のない一冊である。まず前作を読んでから本作を手に取ることをお勧めする。

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形式:新書
「天使の牙」の続編。「天使の牙」は、間もなく映画公開予定である。前作ではコトの起こりである、脳移植による人格移植と、そこに至る原因となった事件の解決や、脳移植を行われた本人の精神的葛藤が描かれた大作で、この「天使の牙」はその後、主人公はどうなったのか? という読者の質問に答えるものである。
前作の事件から4年余りの時間が過ぎ、その間に主人公の脳移植手術を行った執刀医は行方不明となっていた。主人公の変身前からの恋人や、元の上司、現在の上司、と主人公の秘密を知らない周囲の人間達。難しい問題は山積で、何一つ解決することはできないように思えるが、任務の上で悲惨な目に合ったことも、主人公の職務意識には変化をもたらさない。先日読んだ「秋に墓標を」に比べると、前作でのハードボイルドぶりが記憶に新しいこともあって、安心して読むことができる。前作を読んでいない方は、是非そちらを読んでから取り組んでほしい。
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激情の天使 2005/7/14
形式:新書
「天使の牙」の続編。当初は近未来SF的な気分で読んでいて、さらにサスペンスやアクションが絶妙に描かれたものだと思っていた。映画化され、まあそれなりに話題にもなった。「牙」ではラストが気持ちよく、続編を書いて欲しいとほのかに期待だけかけていたのだが、やはり続編「天使の爪」が産み出された。

脳移植をうけ外見が変わったアスカが仁王との関係に苦悩する。ハードアクションでありながらもそんなラブストーリーが随所に盛り込まれ全体のイメージをハードボイルドからソフトにしている。男女間の心の葛藤もまた読みどころ。「牙」読者にはアフターバーナーなんて言葉も織り込まれているのでさらに入りこみやすいかも。

メインとなってくるもうひとりの移植者「ヴォールク」。悲しい過去を背負いながらも、まさにソルジャーであり、武装警官をことごとく殺戮していく(ふがいないんだな、これが)。アスカとは共鳴していくという部分がまた性なのか宿命なのか。また警察とのやるとりは大沢氏の「新宿鮫」でも取り上げられるキャリアとノンキャリアの見えない確執。これがアスカの行動をはばむ原因のひとつで、新宿鮫と同じく体質への皮肉だ。全体としては新宿鮫は「静」、天使の爪は「動」のイメージ。読者層としてはそこが分かれ目かもしれないがどちらにせよ深い内容であることには違いない。ロシアにCIA警視庁に麻取と複雑、個人レベルではない関わり方が結構深いのだ。

下巻で暴走し始める「ヴォールク」の狂気。愛すべき主人公アスカ。さながらサスペンスアクションinラブストーリーの大沢作品は新宿鮫の鮫島に匹敵するシリーズ化必至のキャラクターを育てている。

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最近のカスタマーレビュー
疲れた・・・
実際のページ数より長く感じ、全部読むのにかなりの体力を使った気がする。... 続きを読む
投稿日: 2008/7/29 投稿者: 馬
天使の牙と天使の爪
牙と比べれば、爪だとやや弱い印象を受けるが、本編はどうだろうか。... 続きを読む
投稿日: 2008/7/21 投稿者: kaizen
濃いです
とても濃い内容です。登場人物の数も、物語の構成も、とても凝っています。
じっくりと取り掛かるだけの内容です。
投稿日: 2008/5/10 投稿者: ゆう
圧倒的
前作を知らなくても読めるように留意されていますが、できれば「天使の牙」と併読することをお薦めします。そのほうが、この作品の圧倒的な迫力とせつなさ、主人公の孤独をよ... 続きを読む
投稿日: 2008/2/6 投稿者: m
これぞ大沢作品
大沢作品を久しぶりに読んだ。

天使の牙同様一気に読み終えてしまった。... 続きを読む
投稿日: 2007/8/14 投稿者: oasis
「牙」には劣るが、楽しみにしていた作品
藤沢周平と同じく、やはりこの年まで知らなかったなぁ、が、この大沢在昌です。いや、もちろん新宿鮫の名は知っていましたよ。でも何故だか手に取るつもりがなかった。続きを読む
投稿日: 2007/1/4 投稿者: aquatio
ラストはそう来ましたか・・・
前作「天使の牙」での衝撃的なできごと。この作品では、アスカは見事にそれを乗り越えている。世界に自分しかいないと思っていた脳移植者。それがもう一人いた!しかも恐ろし... 続きを読む
投稿日: 2005/5/9 投稿者: ゆこりん
神崎アスカの力強い魅力が素敵です
「天使の牙」の続編になる本書。
クラインが滅亡して物語が終局した後、どのように神崎アスカをめぐる展開になるのかと、とても気になっていました。... 続きを読む
投稿日: 2004/5/19 投稿者: "タタミいぬ"
大沢の本にはハズレがない。
人気作「天使の牙」の続編。
あいかわらず仁王とアスカの活躍はスリリングだ。... 続きを読む
投稿日: 2004/1/21 投稿者: ねら-
題材が毎回同じ
連作で読んでみたが同じことの繰り返しにすぎず乗れない。劇画調の構成もなんだか古く、一世代前という印象を受ける。
投稿日: 2003/9/3 投稿者: コロー
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