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根底を流れるマロリーへ寄せるチャールズの盲目と言って良い程の純粋な愛情。なぜ仕事熱心な医師だった母親が殺されなければならなかったのか。幼い頃には解けなかったその謎を、大人となり刑事でありながら犯罪者の魂を有するマロリーが、さまざまな策を労して解いてゆく過程が読み応えがある。中でも、マロリーが負傷して潜伏した屋敷で、N.Yからやって来た仕事上の相棒の刑事ライカーが、彼女がその屋敷にいると直感させる 「マロリーの痕跡」が、実にマロリーらしくて笑ってしまった(前作を読んでマロリーがライカーの家で何をしたか知っていれば倍可笑しいです)。また、過去に決着を付けても、出生時も、子供の頃も、そして現在も、マロリーはマロリーで。そしてそんな彼女にチャールズは報われぬ想いを抱いているんだなぁと感慨深く読了した。
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