みずから時代のあだ花になろうとする、勇気ある世界の終わりの皆様に贈ります。
賛否両論があるようですが、私はこれはこれで「大アリ」だと思います。
そもそも日本語マスにのってくるロックで、ここまでの問題提起力をもったバンドは、ブルーハーツ以来出ていないのではないでしょうか?
言葉数が多く、さわやかなサウンドですが詞自体が聞き流せないフックをもっていて、一旦気にしだすとリスナーを考えさせずにはおかないバンドです。
音作りは軽いですが、歌詞と同期して変化球が狙ったところに行っているような必然性を感じさせます。
一部レビューにもあるように、世界観の幼さを感じる部分はありつつも、青臭さと同時に本質を突く鋭さが同居している点は無視できません。
そもそもロックという音楽自体、単なる形式を超えた時代に対するアンチテーゼを持つものなので、そうした意味で非常にロック的な佇まいであると言えます。
メディアや環境の変化によって、これまで以上に枠に捉われない音楽性をもったバンドが登場する昨今の風潮のもとこうしたバンドが出てきたのは、混迷する日本社会そのものが変化していることの一つの証明なのかもしれません。
個人的に、日本版スミスと言える存在になってくれることを期待して☆5つです。