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天使たちの探偵 (ハヤカワ文庫JA)
 
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天使たちの探偵 (ハヤカワ文庫JA) [文庫]

原 りょう
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

ある女のひとを守ってほしい―沢崎の事務所を訪れた十才の少年は、依頼の言葉と一万円札五枚を残して、雨の街に消えた。やむなく調査をはじめた沢崎は、やがて思いもかけぬ銀行強盗事件に巻き込まれることに…私立探偵沢崎の短篇初登場作「少年の見た男」ほか、未成年者がからむ六つの事件を描く、日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞受賞の連作集。

登録情報

  • 文庫: 325ページ
  • 出版社: 早川書房 (1997/03)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4150305765
  • ISBN-13: 978-4150305765
  • 発売日: 1997/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
沢崎シリーズが好きで、ドラクエのごとく順当にここまで読み進めました(笑)。

ちなみにこれはシリーズ3作目の短編集。

第一作長編「そして夜は甦る」では鼻につきすぎて気になった”ええかっこしい節”も、

ここまでくるとだいぶ薄まっていて、

どんな人でも読みやすいと思います。

(まあ、あの”沢崎節”が、

このシリーズの魅力のひとつでもあるんですけど)

ちなみに、短編のひとつひとつの完成度はとても高い。

まるでシーンが目の前に浮かぶかのような緻密な情景描写、

間延びせず飽きさせない場面転換…まったくムダがなく、本当に見事。

沢崎シリーズを知らなかったとしても問題なし!

最後まで一気に楽しめます。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 東の風 トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 西新宿の探偵事務所に詰めている沢崎が活躍する短篇集。一匹狼として、組織に縛られずに行動する姿、時折口にする洒落た台詞など、沢崎には、フィリップ・マーロウを彷彿させる私立探偵の匂いがしますね。この短篇集には、十代の少年と少女が事件に深く関わる話が、六つ、収められています。
 著者のデビュー作『そして夜は甦る』のあとに書かれた「少年の見た男」「子供を失った男」「二四〇号室の男」、第二長篇『私が殺した少女』執筆中に書かれた「イニシアル<M>の男」、そのあとに書かれた「歩道橋の男」「選ばれる男」の六篇。これに、本文庫のための書き下ろしとして、掌篇「探偵志願の男」が、ボーナス・トラック的に掲載されています。
 最も印象に深く残ったのは、静謐で凛としたたたずまいを感じさせる文章の趣でしたね。雨が降る中からしみ出してくるような、孤愁に満ちたハードボイルドの雰囲気。それが身にしみて、ぐっときました。酔わされました。
 収録作品の中では、「子供を失った男」「二四〇号室の男」「歩道橋の男」「探偵志願の男」が、読みごたえあったなあ。どれも、銘酒を酌むような素晴らしい味わい。なかでひとつだけ選ぶとしたら、「歩道橋の男」でしょうか。スピーディーで、変化に富んだ展開。鍵となる人物が、表立って登場しないところ。後を引く余韻。珠玉の名品です。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By john トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
沢崎シリーズでおなじみの原りょうによる、短編集。
短編集と言ってもそこは原'りょう。
物語の内容が薄くなっている訳ではない。
そうであれば、原りょう初心者に最適か?
と聞かれれば、さにあらず。
なぜなら、「そして夜は甦る」、「私が殺した少女」を読んでいれば2倍とは言わず、1.5倍は楽しめるからだ。
もちろん、初めて読んでも十分楽しめるが、前作を読んでいると重複する登場人物がいるために、ニヤリとしながら読み進めることができる。
おそらく一連の素晴らしい短編は、少し内容を膨らませればすべて長編として発表出来る作品だ。
そんな物語を濃縮して楽しむことができるのだから、原りょうファンにはたまらない。
この人は本当にストーリーが上手い。
それもただの小説ではなく、ハードボイルド・ミステリーにおいて。
堪らなく大好きだ。

沢崎。
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