第2期のアニメ化も決まり、好調の9巻目です。
正義の味方と悪の秘密組織が馴れ合っている姿は、ソ連崩壊前はアメリカの共産党員の多くがFBIのスパイだったという話の様に通常は腐敗を感じさせ嫌な話かせいぜいプラックユーモアになるのが関の山なのですが、この漫画はストーリーとキャラクター作りに絶妙なバランス感覚が有り、凶悪な正義の味方も丁寧な悪の組織も他の町内の一般市民の方々も皆に品と無邪気さを感じさせます。作者の人柄でしょうか。
絵はちょっとギクシャクしてますし、アニマル・ソルジャーを除けば必ずしも可愛いとは言えないキャラクター達ですが、読者が一度愛着を持ってしまえば病み付きになります。
こつこつとこのシリーズをマイナーチェンジさせながら描き続けた努力が実って来たと思います。
しかし、時々ですが、現実では姿を消しつつある本作の「ご近所付き合い」の情景に郷愁を感じて哀しくなる事も有ります。
お子様からお年寄りまでお薦めです。