最初は人工衛星の軌道計算がしたくてこの本を買ったのですが、そういう意味では期待外れでした。しかし地球から見て、どの方向にどの恒星が見えるか、惑星はどこに見えるか、を知りたいなら非常にお勧めの本です。解説がとても分かりやすいです。最初に(適当でも)大雑把に感覚的に理解しやすい方法を説明して、それがなんとなく理解できたところに、ポン、と難しい話を持ってくる、ので適度にはしょっても読めます。そして実際に数値計算をいろいろな例題を上げて丁寧に解説しているので(実際に計算しなくても)分かった気分にさせてくれます。欲を言えば他の方も書かれてますが、基本となる日付が1979年と少し古いので2000年ぐらいのデータが書きなおして欲しい気もします。ただあの計算をやり直すのは半端ではないので厳しそうですが・・・。
余談ですが、万有引力のみによる数値シミュレーションをしたいなら、氏が書かれた「パソコンで見る天体の動き」がいいです。