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天下騒乱 鍵屋ノ辻(下) (角川文庫)
 
 

天下騒乱 鍵屋ノ辻(下) (角川文庫) [文庫]

池宮 彰一郎
5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

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本書は、二代将軍秀忠から三代将軍家光の治世前半における幕府閣老土井大炊頭(おおいのかみ)利勝を主役に、世に名高い「伊賀越えの仇討ち」を絡めて描く骨太の時代小説。物語の展開が早く、飽きずに読み通せる。柳生宗矩、十兵衛父子や大久保彦左衛門など、この時代おなじみの面々も随所に顔を出す。
江戸初期を舞台とした従来の歴史小説で、最も多く登場する幕閣といえば「知恵伊豆」と呼ばれた松平伊豆守信綱だろう。この華やかな伊豆守に比べると土井大炊頭は地味だが、実際はかなりスケールの大きい政治家だったようだ。わがままな家光将軍にも、言う事すべて聞き届られるほど信任が厚く、筆頭老中(のちに大老)として権力を一手に掌握。また本書にある通り、彼は実は神君家康の落胤であり、その付託を受けたとの説は根強い。この大炊頭が、幕臣・譜代大名と外様大名の軋轢の沈静化に苦慮し、やがて一策を講じることになる。
一方、大和浪人・荒木又右衛門は、義弟の元池田家家臣、渡部数馬を助け、事態にほんろうされながらも、武士の意気地を貫こうと仇討ちに向けて動き出す。これを迎え撃つ河合一族とのぶつかり合いは、読みごたえがある。そこに映し出されているのは、世が定まり職業軍人という現実的な存在意義が薄れる中で、武士としての行動様式の美学をまっとうすることに新たな意義を見出す壮烈な人々の姿だ。(白川 楓) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

天下を揺がす仇討に、思いがけずも与することになったのは、柳生道場一の剣客・荒木又右衛門であった。旗本一統の庇護のもと必死で逃走する敵を、知略の限りを尽くして追う又右衛門。幕閣、外様大名、旗本の思惑に翻弄される両者の運命は、ついに伊賀上野で交錯する。世に名高い「鍵屋ノ辻」の仇討である。壮絶な死闘六時間、白刃とともに討つ者と討たれる者の「義」が激突する。

登録情報

  • 文庫: 375ページ
  • 出版社: 角川書店 (2005/11/25)
  • ISBN-10: 4043687125
  • ISBN-13: 978-4043687121
  • 発売日: 2005/11/25
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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仇討ち 2006/1/13
形式:文庫
下巻では複雑な政治問題から切り離され、仇討ちがメインテーマとして進行していく。

追う者荒木又右衛門、追われる者河合甚左衛門。どちらも仇討ちとは直接関係がない。言ってみればお互い当事者の親戚という立場。だが自らの命より一族の名、若しくは自分自身のプライドかもしれないが、命を懸けて戦う事になる。

「なぜ、そこまでメンツにこだわるか?」という思いと「損得勘定」で物事を判断しがちな自分自身に対する反省とを思わせられる。

なかなか複雑な話であったが、作者の「木を見ながら森を見る」書き方は読みごたえがあった。
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荒木又右衛門 2010/4/18
形式:文庫
前半は話の展開が大きく内容のわりに登場人物が多くて焦点が掴めなかった。土井利勝と荒木又衛門との関係が明らかになるほど読み応えが出てきた。天下泰平の初期にあって幕府、旗本、外様大名を巻き込んだ作品はなかなか面白かった。歴史小説162作品目の感想。2008/10/19
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むなしかった 2002/12/21
形式:単行本
有名なあだ討ちだそうだが、あいにく僕はしらなかった。はじめのうちは、いろいろな人の名前が出てきて混乱したが、下巻に入るとようやく佳境に入りあだ討ちにむかって話が収束してきた。

読後の感想をいえば、むなしさだけが残った。あだ討ちをしたほうも、された方も武士の意地だけでしているので、結果にかかわらず悲劇がおこる。けんかは、つまらないからやめときましょうというのが教訓か?

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