6本ともとても楽しく読めました。
表題作「天下り酒場」は県の役人を雇い入れることで
思わぬ展開になる。発想自体はとても面白いですが、
公共性のない事業に国や県などが出資することは絶対
ありえません。
(まあ、小説などで重箱の隅を針で突くようなことは
言いたくはないのですが、元3セクで働いた経験から
は物語の設定がやや不自然でムリがあるように思いま
した。
「資格ファクター」は素直に面白い作品でした。最近は
資格王などといってテレビに出ている人もいます。
「ボランティア降臨」はテレビだったかもしれませんが、
同じようなものをどこかで見た覚えがあります。
「ブラッシング・エクスプレス」も発想は面白いです。
夜の世界ではビジネスとして成り立ちそうです。
全体的に退屈させない面白いショートストーリー集でした。