<1巻のみの評価>
若き日のラオウが拳王として覇業を目指す物語。
最近流行りのスピンオフ作品という事で、試しに1巻を買ってみたけど、最大の地雷はやはり絵柄。いくらなんでも原作の世界観(絵柄)と違いすぎ。原哲夫氏のハードなタッチから一転、この白黒を強調したポップ・アートのようなデザイン風のタッチは、およそ世紀末には似合わない。
ストーリー自体はラオウが拳王になる過程を描いていて、黒王との出会いや、聖帝サウザーとの戦いなど、原作では触れられなかったエピソードなどが興味深いところだが、やはりこの絵柄がどうしてもダメ。まったく「北斗の拳」と無関係のオリジナル作品だったなら、絵柄に対してここまで抵抗も感じないだろうが、「北斗の拳」として見るのは個人的にはちょっと無理。
また、劇場版『真救世主伝説 北斗の拳 ラオウ伝 殉愛の章』に出てきたオリジナルキャラクターにもまったく魅力が無く、「あの」ラオウとタメ口をきいているのにも大きな違和感がある。
ストーリーそのものは悪くないので、借りて読んだりする分には続きを読んでみたい気もするが、買ってまで読みたいほどでもない。結果、一巻で挫折。
「北斗の拳」ファンでありながら、この絵柄にまったく違和感を感じないという人にならお奨め出来るかも知れない。