「それだけ違いのわかるお客様に恵まれた。
それがいちばんうれしかった。」
現代の日本では、モノの価値というのは金額だけで捉えられているように感じます。
その金額というのも表層だけに支払われているように感じます。
職人さんたちの純粋な想いは伝わることなく、
また気づかれることもなくなっている。
あることが当たり前で、自分たちの手に届くまでに
どれだけの人が想いを込めて、
また技術と時間をかけているかなんてことは、
きっと、想像されてもいない。
自分のためにたくさんの人が関わり、
大事に育て上げたものを手にすることが出来るというのが、
どれだけ贅沢なことか、
そのことを知らないというのがどれだけ不幸なことかということを、
改めて考えさせられました。
合理主義がもたらした大量消費の現状の中で、
変わらず、耐え忍び現在まで伝えてきてくれている職人さんたち。
そんな人たちがいてくれるということは、
この国の大きな魅力だと思います。
その素晴らしさを多くの人が感じ、
この本を手にすることで、
少しでも多くの人が想像力を働かせてくれれば、
きっと、この国は変わると思います。
腐敗し始めた我が国。
それを支えていくのは、
職人さんたちの想いを受け継いだ我々。
我々が、「違いのわかるお客様」になることで、
きっと、この国に生まれたという幸せを感じることが出来ると思います。
長々とした感想で中身がわからないかもしれませんが、
多くの人が手に取ってくれることを祈ります。