1983年に私は中学校の教員に採用されました。そのころの中学は戦後2度目の非行ブーム。その当時の非行、校則問題等を振り返る意味では、読み応えがあり、よい反省材料となると思います。でも、倫太郎があまりにもカッコ良すぎるかな。勉強もできて、運動それも少林寺拳法ができて、スーパーヒーローっぽいのが鼻につきます。言葉遣いの悪さで割り引こうと作者はしているようですが。もっと等身大の中学生であれば、現在の同年代の中学生がもっと読むとは思うのですが。教師もあまりにもステレオタイプに描かれていて、私自身反省する面もありますが、ちょっとつらい気がします。でも、倫太郎がこれからどう成長していくのか、気になって、また次の「成長編」を読んでしまいます。