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天の方舟 [単行本]

服部 真澄
5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

金をこの手に。それが彼女の、願いだった。途上国開発援助ODAを実行する「開発コンサルタント」に就職した黒谷七波。支援の美名のもとに、巨額のリベートが落ちるシステムを知り……。

内容(「BOOK」データベースより)

「おいしいですね、ODAは」。女性ながらに開発コンサルタント重役にまで出世、怖いものなしの栄転、大抜擢。光を浴びて輝く黒谷七波を襲う悲劇。そこに救いはあるか。裁かれざる罪との対峙を圧倒的筆力で描く堂々の傑作長編。

登録情報

  • 単行本: 530ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/7/8)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062170582
  • ISBN-13: 978-4062170581
  • 発売日: 2011/7/8
  • 商品の寸法: 18.8 x 14 x 3.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 303,930位 (本のベストセラーを見る)
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By peguila
ODAの裏側を書いているとの宣伝だが、歪曲した下世話な噂をくっつけたような話で、ODA業界や関連プロジェクトで仕事をしている人たちが読むと「何じゃこりゃ」というゴミのような小説である。
舞台となっている業界関係者が全く共感を持てないものを書く目的は何だろう。マスメディアには社会的責任もあると思うし、これを読んで「ODAについて勉強になりました」とか読者がレビューしているのを見て恐ろしくなる。フィクションだから事実関係はウソでも、小説なら、少なくとも途上国現場で働いている人たちの心を描いて欲しかった。
主人公は最低のクズ女で勘違いの独善的な正義感で行動するし、登場人物はみんな仕事もしないカネ亡者。
あり得ないよ。
ふつうの読者が読むと面白いのかなぁ。
日本の国際協力はパーフェクトじゃないけど、現場の地道な努力は伝わっていますよ。
津波支援に動いてくれた途上国の人々の声を思い出して欲しい。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By mattise
「龍の契り」があまりにも鮮烈だったので、その後の作品はどうしても比較してしまう・・・
力強さよりも、だんだんメッセージ性の方が強くなって来ていると感じるのは私だけ?
今の日本社会や日本人に対して、「怒り」と「誇り」の両方の感情を持った著者が、
物語の最後に、やはり誰かを信じてたいと訴えている気がしてしまうのだ。
このレビューは参考になりましたか?
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 『龍の契り』や『鷲の驕り』でデビューした頃の著者は、
間違いなく時代のトップを走っていたと思います。しかし
体調を崩しての長い休養中に、すっかり時代の方が著
者を追い越してしまったようです。(今の著者には、例
えば高野和明『ジュノサイド』のような広大なスケール
は望むべくもないでしょう。)『GMO』にしろ『エクサバ
イト』にしろ、どこか既視感があって清新さが感じられ
ませんでした。
 それでなのでしょうか、本書では目先を変えOEDの
暗部を大手ゼネコンと開発コンサルの男女のコンビの
堕落と破綻を通して書き切ろうとしていて、趣きはあた
かも経済小説のようです。そしてそれらにしばしば見ら
れる経済事象の説明が重点化して、骨太の人間ドラマ
がお留守になる傾きを、本書も免れていないと思いま
す。加えて本書の視点が賄賂漬けになったOEDを糾
すNGOの活動を「人道的」といい、その源泉である国
民の税を「善意の金」と表現する陳腐な倫理観に包ま
れているために、なおさらそのように感じてしまいまし
た。
 もっとも、突然の大惨事から主人公の逮捕に至る経
緯を想像力に満ちた仕掛けを交え稠密に記述した後
半部は、かつての卓抜したストーリーテラーの片鱗を
窺がわせてもくれました。読み終えて、作家というもの
が年齢に合わせて少しずつ自らの足場を移していくこ
との難しさを改めて感じた次第です。
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