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28 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
宇宙への「ロマン」,
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レビュー対象商品: 天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4) (文庫)
フレドリック・ブラウンは「ミミズ天使」「火星人ゴーホーム」など、シニカルでユーモアあふれる作品でしられている。しかし、そんなブラウンも時として、しんみりとした作品を書くことがある。 短編なら「緑の地球」、長編なら本書がそれだ。 時は1997年、人類は火星、金星に到達していた。しかし、かんばしい成果もないため、宇宙開発は停滞をよぎなくされていた。 そんななか、元宇宙飛行士であるマックス・アンドルーズは、ロケットを技術者をしながら無気力な暮らしをしていた。 そこへ、木星への探検を公約にかかげた議員立候補者のニュースを耳にする。 議員を応援するうちに、彼は宇宙への情熱をとりもどしていく‥‥。 この作品が最初に発表されたのは1953年。アポロもまだ月にはいっていない。 そのため、科学的ディティールなどは今の目でみると、古臭くうつるかもしれない。 しかし、若い頃の夢をあきらめきれず、宇宙をめざして奮闘する男の物語は、今日でも(いや今日だからこそ)リアルである。 あなたがいちどでも、夜空を見上げ、宇宙におもいをはせたことがあるなら 是非、本書を手に取るべきだ。
14 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
ブラウン・マニア必読,
By ゆうじ (東京都練馬区) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF 474) (文庫)
SF・ミステリの奇手F・ブラウンによる、ブラッドベリばりのロマンチックSFです。幼い頃から宇宙への憧れを抱き続けた主人公。宇宙飛行が実現間近となり、自ら宇宙船に乗り組むべく様々に奮闘するが… 読後、本書のタイトル『天の光はすべて星』の意味が胸に染みこんできます。感涙。 ブラウンの作品群の中でも、決して傑作ではないです。しかし、ブラウンが『斬新な着想、巧妙なプロット、あっと驚く結末』だけの作家ではないことを証明する佳作です。 かなり昔、早い時期に絶版となったようですが、ブラウン好きを自認するなら必読の一冊です。
17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
フレドリック・ブラウンの2001年,
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レビュー対象商品: 天の光はすべて星 (ハヤカワ文庫 SF フ 1-4) (文庫)
もう40年も前になるが、武蔵小杉駅にほど近い中原ブックランドという本屋で、初めて自分の小遣いで買った文庫本はブラウンの短編集「未来世界から来た男」だった。僕はおもちゃ箱のようなブラウンのトリッキーなアイデアに魅了され、SF少年の道を歩き始めたのだった。最近再評価著しい星新一氏にも影響を与えたブラウンの、ちょっとタイプの違う長編が本作だ。初期宇宙飛行に携わり、片足を失った初老の主人公が新たな木星探査計画に参画せんと最期の情熱を傾けるという話。少年のごとき宇宙へ憧れと障害をおそれぬタフネスぶりなどは最近のアメリカ映画(例えば「スペース・カウボーイ」)にも共通する。なんだか妙に性急な男だなと思っていると、切ないラストにつながる一つの伏線だったことに気がつく。 なにしろ1953年の作。ブラウンがした未来予測には当っているものもはずれているものもある。ただ、「2001年」「木星探査」というと、「2001年宇宙の旅」と同じなのが面白い。 2000年を21世紀のはじめと勘違いしているのはご愛嬌。
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