九人の女性と一人の男性を主人公とする連作集、それぞれに趣の全く異なる10篇の短編から構成されています。
10篇共にかなり面白いです。今まで唯川さんの著書はほとんど読んでいますが、この作品は短編集と言えど群を抜いて良い出来だと思います。
内容紹介にもある「人間が持つ、明と暗、優しさと毒、幸福と恐怖――それらは隣り合わせにある。だから、人はほんのささいなことで足を滑らせてしまう」その内容を示すタイトルが又見事です!
文章の表現力も思わず頷いてしまう箇所がいくつも。
【夫と私とテレビの3人家族】等など…
思い当たる節がいくつも登場して来て一字一句見逃さない様に大切に読み終えました。
この作品は唯川さんの最高傑作になりそうです。