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天と地と 下 (文春文庫)
 
 

天と地と 下 (文春文庫) [文庫]

海音寺潮五郎
5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

海音寺文学不朽の代表作が文春文庫に遂に登場!
戦国史上最も戦巧者であり、いまなお語り継がれる武将・上杉謙信の半生と武田信玄との川中島合戦の死闘を活写した大河歴史小説!!

内容(「BOOK」データベースより)

領土拡張に積極的な武田晴信と北信・川中島で闘った景虎は初めて敗れた。雪辱に燃える景虎の許へ房州の里見氏から北条氏康の横暴の訴えが届く。小田原城を包囲した景虎は関東管領に就任し、上杉の家督も譲られ上杉政虎と名を改めた。そして永禄四年(1561)に、上杉・武田両軍は雌雄を決すべく川中島で一大血戦を企てることに。

登録情報

  • 文庫: 470ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/3/12)
  • ISBN-10: 4167135450
  • ISBN-13: 978-4167135454
  • 発売日: 2004/3/12
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.3  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 230,392位 (本のベストセラーを見る)
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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
楽しめる作品です。
著者も後書きで仰っていることですがテーマは『謙信を通して描く人間の成長』です。
フィクションも交えつつ謙信に対となる人物がその都度又は重複して多数登場し「如何にして謙信の人格が形成されていったか」「どのように謙信の人格に影響を及ぼしたのか」が懇切丁寧に描かれています。

物語の推移(上・中・下)としては「謙信の父・為景の越後守護代時代から川中島第四次決戦」までなので読まれる方によっては物足りなさを感じてしまうこともあるでしょう。(謙信と改名する前の政虎の時点で終了します。)
とは言え謙信に対となる代表的人物の武田信玄は勿論のこと兄の晴景、柿崎景家以下各部将との対比は面白く、飽きさせないものがあります。

前述のように歴史小説としては幾分物足りなさは否めませんし、著者も謙信贔屓ですので賛否は分かれるところでしょうが、人間の成長という観点からすると大変興味深く人を選ばない作品であると思います。
個人的には新田次郎氏の『武田信玄』も合わせて読むとより一層楽しめるのではないかと思います。
年月を経ても色褪せることない、お勧めの良書です。
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By えり
形式:文庫
景虎は兄晴景を倒し名実共に越後の国主となると,崩壊しつつある足利幕府を支えるべく京都に向かう.また父為景が志半ばで非業の死を遂げた越中をも押さえ,さらには関東管領職として小田原北条家へ兵を向ける.そして,度重なる武田信玄の信濃侵攻に対し,乾坤一擲の勝負に挑む!全ては義理を重んじ秩序を回復するためであり,その考えを揺らぐこと無く生き抜こうとするが・・・.
上巻は父為景,中巻は兄晴景,そして下巻では武田信玄との対比の中で成長してゆく景虎を描く.戦国武将最強と言われた軍神としてではなく,人間としての謙信をみることができるクライマックスには感動を覚える.長編ではあるが作者自らが謙信好きと述べているだけあって,謙信ファンには読んでいてたまらなく面白い.泉下の海音寺潮五郎氏に続編を書いて欲しくなる.
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形式:文庫
 下巻では中巻の後半で出始め武田信玄(晴信)が本格的に登場してきます。

 作者の別著「武将列伝」で武田信玄のことを調べているうちに、ライバルの上杉謙信に興味を持ち、書きたかったが書けなかった経緯もあるのか、二人の対比が多いように思います。謙信の「理想主義」に対して信玄の「現実主義」など見ていると面白いです。また、自分にあてはめて考えてみると「どっちだろう?」と考えさせられます。

 本書を読んで武田信玄にも興味をもったので、新田次郎の「武田信玄」も読んでみ要と思います。
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