OVA『大魔法峠』のキャラクターソングと銘打たれていますが、ヴォーカルアルバムではなく、キャラクターをイメージして新たに書き起こされたヴォーカル曲と、アニメ内で使用されたBGMのカップリングです。
このアルバム、全収録時間は約45分、尺的にはヴォーカル曲とBGMがほぼ半々の割合となっています。BGMも一応はキャラクターをイメージしたものを中心に収録されているものの、それぞれの尺が非常に短いし、別売の『サウンドトラック』の補填的な楽曲もある等、正直聴き応えは余りありません。
故にメインはヴォーカル曲になる訳ですが、この作品のキャラは相当に捻りのキツイキャラが多く、彼等をイメージした歌詞もまた、かなり一般的とは言いがたいテイストを多く醸し出しています。勿論それこそがこの作品の魅力でもある訳ですのでキャラソンとしては正しいのですけどね。
『弱肉強食テュラリルラ』はぷにえのイメージ。佐藤利奈嬢のキュートなヴォーカルと腹黒さ満点の歌詞とのギャップは本編通り、幼児言葉が少々耳障りでしたがぷにえの本質は良く捉えていますね。
『生きる為とは言わないぜ』はパヤたんのイメージ。元軍人・現愛玩動物という両極端なキャラで、軍人部分を中田譲治氏が、愛玩動物部分を斉藤千和嬢が担当している訳ですが、どちらのパートでも毒を吐きまくっているのはお約束ですね。
『わたしの新快速』は国鉄子、『くるぶしまでのスカートに』は姉御をイメージ。鉄道ヲタとスケバンという非常に特徴が掴みやすいキャラクターなだけに、キャラソンも"らしさ"が炸裂していますね。
『走り屋稼業本日開店』は第6話の中でも実際に使用された曲で、最もどうでもいいキャラのイメージですが、何故か無意味に力が入っている曲です。曲そのもののカッコ良さは圧倒的。歌詞のショボさと相まって「無駄な所に力をかける」アニメ版の制作姿勢を象徴している楽曲とも言えるかもしれませんね。