この本は、今まで著者の本を読んだことがあるかないかで両極端になると思います。 私は、彼の著者は殆ど読んでいるので非常に辛口です。 著者は一貫して、日本の現状から個人の資産を海外で運用することを提唱しており、3.11の後、何かが変わるだろう、変わらなければならないと思っている自分は、期待してこの本を買いました。 従来から国際的視野で投資活動を勧める著者にどのような変化があったか興味深々だったのです。ところが、本の大部分は従来の主張の総集編という感じで中味的に目新しいものはありませんでした。その中味の前後に個人的感想が数ページついているだけで表題と大きなギャップがあります。最後の章が、3.11後の日本社会への提言に当てられていますが、それが公務員に給与削減言とか労働市場の流動化とか、違ったフォーラムで散々言われてきたようなことで、これも表題からみて大きなギャップです。 今まで、彼の本を読んだことが無い人にはそれなりにお勧めしますが、数冊読んだ方には、評価は厳しいものがあります。