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大震災の後で人生について語るということ
 
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大震災の後で人生について語るということ [単行本]

橘 玲
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

黒い鳥が舞う日本を生き抜く新しいルール!不動産・会社・円・国家……日本人の人生設計を支配してきた「神話」がすべて失われ、底知れない不安に覆われた残酷な世界を生きるための「新しい設計図」とは?

内容(「BOOK」データベースより)

「あの日」を境にルールが変わった。この不安で残酷な世界を生きるための「新しい設計図」を手に入れろ。ポスト3.11の人生設計・決定版。

登録情報

  • 単行本: 226ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/7/30)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062171392
  • ISBN-13: 978-4062171397
  • 発売日: 2011/7/30
  • 商品の寸法: 19 x 13.2 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (25件のカスタマーレビュー)
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44 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 2羽の黒鳥が飛来した、足元を見つめると、そこはひび割れた氷の上であった、さてどうするか, 2011/8/12
レビュー対象商品: 大震災の後で人生について語るということ (単行本)
戦後からバブルに至る迄の成功モデル

 ・借金してでも不動産(マイホーム)を持つ
 ・大きな会社に就職し定年まで勤め上げる
 ・余剰資金は円で預金する
 ・リタイア後は退職金と年金で悠々自適

しかし、2羽の黒鳥が飛来し、改めて足元を見つめてみると
人生の基盤はひび割れた氷の様なものであり、その上を

 ・「マイホーム」というたった1つの資産
 ・「勤め先」というたった1つの会社
 ・「円」というたった1つの通貨
 ・「年金」というたった1つの保障

これらの四肢だけで、ピンポイントで負荷をかけて、
危うい氷上を盲目的に歩いている。

人生設計を経済学的に考えるなら

 ・資産は不動産ばかりではなく
 ・仕事は多様な形態があり
 ・通貨も幅広く
 ・保障を国家に頼るだけではいずれ破綻する

力強く生きる植物は、限りなく広く・限りなく多く根を張っている、

日本は今、ひび割れた氷上にある、
これからどうなるかは解らないが、

グローバルという地理的な視野の広さ、
バザールという社会的な視野の広さを持ち、

グローバル・バザールという大地に、
限りなく広く・限りなく多くの根を張ることこそが、
ポストバブル、ポスト3.11の人生設計の要であり、
それは「人的資本」と「金融資本」を分散することである。

以上のように理解しました。

橘氏の著書とブログを読んでおられれば
特に目新しい話はありませんが、
残念ながら震災と原発事故により、
橘氏の説はより説得力と力強さを持つ事になりました。

お手にとってみられることを、
「はじめに」に目を通してみられることを
お奨めします。
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36 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 3.0 橘節の総集編で目新しいものは無い, 2011/8/29
レビュー対象商品: 大震災の後で人生について語るということ (単行本)
この本は、今まで著者の本を読んだことがあるかないかで両極端になると思います。 私は、彼の著者は殆ど読んでいるので非常に辛口です。 著者は一貫して、日本の現状から個人の資産を海外で運用することを提唱しており、3.11の後、何かが変わるだろう、変わらなければならないと思っている自分は、期待してこの本を買いました。 従来から国際的視野で投資活動を勧める著者にどのような変化があったか興味深々だったのです。ところが、本の大部分は従来の主張の総集編という感じで中味的に目新しいものはありませんでした。その中味の前後に個人的感想が数ページついているだけで表題と大きなギャップがあります。最後の章が、3.11後の日本社会への提言に当てられていますが、それが公務員に給与削減言とか労働市場の流動化とか、違ったフォーラムで散々言われてきたようなことで、これも表題からみて大きなギャップです。 今まで、彼の本を読んだことが無い人にはそれなりにお勧めしますが、数冊読んだ方には、評価は厳しいものがあります。
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87 人中、75人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 ポスト3・11の人生, 2011/7/31
By 
ぷりうす (東京都) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 大震災の後で人生について語るということ (単行本)
私たちにできることは、個人のリスクを国家のリスクから切り離すことです。

著者の橘氏は、3・11の大災害により「ほとんどのひとが経済的な選択肢などもっていない」ということが明らかになった、といいます。既得権の保護と現状維持の圧力の中、制度的に持続不可能な社会保障の制度はいずれ破たんしてしまうでしょう。このままでは、既に頼りにならない日本という国とともに心中することになりかねません。

本書の内容は、著者の既刊である「知的幸福の技術」、「貧乏はお金持ち」や「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」で語られていることがほとんどです。しかし、著者がいうように、3・11という圧倒的な現実の前に、今までは単なる「絵空事」でしかなかった「経済的な独立」、「伽藍からバザールへ」という生き方が、待ったなしの問題として僕たちに突きつけらます。

橘氏は、「私はこれまで、「社会を変える」ことについては意識的に言及を避けてきた」にも関わらず、今回自分の見解を述べたのは「これが日本にとって最後の機会だからです」と述べています(「おわりに」より)。戦後社会の構造に最適化された日本の仕組みを解体し、既得権者が少しずつそれを手放して、被災者や老人、若者などの「弱者」と分け合う社会の構築に向かうことが理想でしょう。

ただし、民主主義の悲しさ、それはほとんど不可能です。本書には、国家や会社に依存しない、経済的に独立した生き方のヒントが詰まっています。日本という国が構造的な破滅への歩みを修正することを祈りつつ、自らと家族の生活は自らで守る。そうした気概をもって生きていく。そのためには、僕たち一人一人が一歩を踏み出す必要があります。あの震災のリスクを肌で感じた方、みんなに一読をお勧めします。
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