今後30年に起こり得る南関東のM6.7から7.2程度の大地震発生確率は70%と言われる。先日新型インフルエンザ上陸に対しての「その時どうする?生き残りハンドブック」を購入したが、一方で2005年10月発刊の同シリーズで大地震の為の「生き残りマニュアル」もあることを知り、同時に購入した。本書は仕事場、仕事先で地震があったら、から始まり、揺れが収まり退避、連絡となり、家に帰る方策、地震の後始末、そして問合せ窓口一覧、防災グッズ、個人や家族の防災カード雛形と続く。簡潔にに全般を網羅したハンドブックとして、常に身近に持つ優れもの本と思う。一方で、本書は基本的に企業に勤める人に対する危機回避術と謳っており、それはそれでいいが、重要なのは家であり家族でもある。また企業人以外でも外出はする。地震は営業日だけに起こるのではない。ある程度の会社であれば有事の際の「コンティンジェンシープラン」は策定されている。そう考えれば、本書は企業人に限らず一般的に外にいた人、家にいた人が、それぞれ避難、帰宅、連絡等という視点でまとめて欲しかった。
勤務先が築25年以上のビルか否か知っておくべき、閉じ込められた時の大声出さず体力温存、エレベーター内の用足し、車を捨てて逃げる際のメモ書き、災害用伝言ダイヤル使用法、デマの見極め方、大火傷の元のストッキングは脱ぐべき、帰宅か救援活動かまず考える、都心での避難所サバイバル等々、その時にこそ知っておかないといけないサジェスチョンが満載である。新型インフルエンザと大震災、この2冊を常に意識しなくてはならない現実が怖いが。