《ちょっと高めだが、1970年(昭和45年)に開催された大阪万博に関連するビジュアルが、パビリオン・コンパニオン・迷子ワッペン・タイアップ広告・イベント・展示物・パビリオンごとの記念スタンプや外国人コンパニオン(?)のサイン……などなど、これでもかといわんばかりに、ランダムに載りまくっている写真集(中略)。
よくもまあ、こんなムチャクチャでかい建物をボコボコ建てたり、とんでもないデザインのモノを思いついたりしたもんだなー……、なんて思う人もいるかもしれないが、少なくともオレが子どもの頃、《未来》といえば、こんなイメージだったのだ。
その、万博の持っていた「感じ」を、なんとなくではあるが、ひとつのかたまりとして追体験できるビジュアルブックとして、おすすめしたい。》
という、2000年発行の旧版『
インスタント・フューチャー―大阪万博、あるいは1970年の白日夢』に対して書かせていただいたレビューに、基本的に付け加えることはほぼ何もない。旧版が、DVDのケースを横長に変形させたようなサイズだったのに対し、今回の『大阪万博』は、ブルーレイディスクのケースとだいたい同じぐらいの大きさ。サイズと共に一部のレイアウトにも変更があったが、大きな変化はなく、同じ内容である。
ひとまわり小さくなって、息をのむような迫力はなくなったが、寝転がってパラパラ気楽に眺められるのはいい。実際には難しかったようだけど、“気楽にいこう”、というのがこの時代の合言葉だったし。
ただ、どちらも購入した立場から言わせてもらうと、未読の方のファースト・インプレッションを考慮するとするなら、より迫力のある旧版を推したいと思う。
もちろんどちらにも利点はあるので、じっくり考えて、決めてみるのもいいだろう。