最初に「おばちゃん度判定」の100問テストがあります。ちなみに私は15問当てはまってしまいました。中身は世間一般に流布する大阪の特徴をおばちゃんという角度からのrepresentationです。私たち部外者が大阪に抱くイメージが、おばちゃんの生態とその背景を含めて事細かに解剖されていきます。そこでのキーワードは「得と損」です。そういえば大阪近辺の長距離通勤電車にはグリーン車がありません。東京近辺では、通勤時にはいつも満席ですが、このコンセプトは大阪ではとうとう市民権を得ることはありませんでした。これも同じ距離を行くのに高い金を払うというのは損ということなのでしょう。面白いことに、近代化、同質化そして大阪の地盤低下にもかかわらずにも、その生態は先祖代々受け継がれています。若者や子供、赤ちゃんですら、おばちゃん化しているという指摘は、見事です。おばちゃんは年齢ではなく行動とその規範なのです。なぜ現代人は「大阪」そして「大阪芸人」にあこがれるのか、それはもう亡びてしまった昔の日本への郷愁なのかもしれません。この偉大なる「田舎」はいつまでそのままの姿で存在できるのでしょうか。