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大阪ことば学 (岩波現代文庫)
 
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大阪ことば学 (岩波現代文庫) [文庫]

尾上 圭介
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

注文された品物がないときは「おまへん」ではなく「おまへんねん」と答える。動物園の檻の前の立て札には「かみます」とだけ書いてある。距離をとらずにさっぱりと、聞いて退屈せんように、なんなと工夫して話すのでなければ、ものを言う甲斐がない。誤解されがちなことばの意味と背後にある感覚を、鋭く軽快に語る大阪文化論。(序文=金田一春彦、解説=井上宏)

内容(「BOOK」データベースより)

客のややこしい注文には「惜しいなあ、きのうまであってん」と切り返す。動物園のオリの前の立て札には「かみます」とだけ書いてある。距離をとらずにさっぱりと、聞いて退屈せんように、なんなと工夫して話すのでなければ、ものを言う甲斐がない。誤解されがちなことばの意味と背後にある感覚を、鋭く軽快に語る大阪文化論。

登録情報

  • 文庫: 232ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2010/6/17)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4006021682
  • ISBN-13: 978-4006021689
  • 発売日: 2010/6/17
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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10 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 読みなはれやは敬語つき, 2004/6/19
 常々私は、地方言葉には独自の発想があると思っていたが、それが具体的にどんなものかわかっていなかった。本書は大阪ことばについて、そのところをうまく説明してくれている。

 「言うて」は「言う」の連用形命令法で、これに終助詞が付加して「言うてえな」と「言うてや」になる、などという説明は、つまりは大阪ことばの発想が、それだけの使い分けを必要とする文化的背景を備えていることになる。さらに本書ではその使い分けにおける意味の違いにまで踏み込んで解説してくれている。

 動物園のトラの檻の前に「かみます」という看板を置くとか、和田アキ子のフマキラーCMとか楽しい話題もたくさん。
 これを読むと、なんとなく大阪ことばがわかった気になり、自分でも話せるのではないかと思ったりするが、やはりそれは間違いであろう。
 ことばと文化の理解が一筋縄ではいかないことを示す一例としても読める。

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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 異文化、大阪, 2005/1/6
生粋の関東人である私にとって、ながらく関西は異文化だった。期せずして、昨年から関西暮らしを始めたのを機に「異文化関西」を知ろうと手にとったのが本書である。なぜ、今まで大阪人も大阪ことばも苦手だったのか、なんとなくわかったような気がする。大阪人は人との垣根をつくらない、イラチな気質、スマートを旨とする関東流とはそもそも相容れないのだ。でも、「かみます」、「指詰め注意」では爆笑しながら読み進め、最後には少しづつ大阪に魅せられていた。方言からその言葉を使う人々の心意気まで明らかにしてくれた、秀作である。
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7 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 大阪弁の奥深さ, 2005/9/29
By 
ミヤコ - レビューをすべて見る
(トップ100レビュアー)   
レビュー対象商品: 大阪ことば学 (単行本)
関西地方で育ち、今は関東地方で暮らしている著者が、大阪方言を東京方言と比較しながら研究している。
決して大阪のおもしろ風俗紹介として書かれている本ではなく、「言語にはそれを使用している地方の文化や人間性を反映しているものである」という認識に基づき書いている。「でんねん」、「ぼちぼち行こか」、「よう言わん」といった具体例を歴史的視点や大阪人の気質等も考慮に入れて、分かりやすくその元来の意味を紹介している。
江戸に都が移るまでは、日本の文化、経済の中心は京、大坂を中心とした関西地方であったのは事実であり、私個人的には、その頃の日本語の標準語のルーツを多少なりとも感じ取れるものがあった。
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