この本を読んで、これまでの疑問が氷解しました。
子供の頃から、こう思っていました。
日本とは国際・国内の政治においてなんとみっともない国だろう、こんなことでは誇りが持てない。
それにひきかえ、アメリカは何と素晴らしい自由で平等の国なんだろう。
中年になった今では、大東亜戦争前は誇り高かった日本が、敗戦後思想的に混迷し、骨のない民族に成り下がってしまったこと、アメリカが敗戦国である日本に援助と保護を与えた一方で、未だに帝国主義をやり今でも世界各地で思想改造や経済従属というかたちで植民地支配していることがぼんやり解ってきたところでした。
戦後の日本史を学校ではなぜか詳しく教えないこと、そしてヒステリックに平和を叫べば事足れりとするエセ社会主義者たちの根源はどこにあるのか。
なんだかおかしいなと日頃思っているこの国の有様を一刀両断し、仕組みを白日の下にさらしてもらった気がします。
著者は相当危険な目にあわれるのではないかと心配になります。よくこの本を世に出してくれました。
この本は中学高校の教科書の副読本にすべきです。
まともな国際感覚がない限り日本は国際政治においてピエロを演じ続けるだろう。今はアメリカ保護下でのピエロだが、予想されるアメリカ経済没落により保護がなくなった場合は国際政治上の駆け引きの暴風にさらされる。
同じ敗戦国でありながら、目立たずしたたかに民族として主権を回復したドイツに学ぶ点は多い。私ももっと勉強します。