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16 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
いかに自分を励ましていくか,
By BOB (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 大西洋漂流76日間 (ハヤカワ文庫NF) (文庫)
「ゴム製の小さな救命ボートで、月明かりも無い真っ暗な大海原を漂う。」、という筆者の置かれた状況を考えると、想像力の鈍い私でも「遭難者の90%が3日以内に死んでしまう」というのも嘘ではなさそうだと感じることができる。エンヂュアランス号漂流記、コン・ティキ号探検記、無人島に生きる16人と、続けざまに漂流ものを読んでみたが、この大西洋漂流76日間が一番、印象深いものだった。他の本での各人が置かれた状況は、困難に陥りながらも仲間たちと励ましあうことのできるものであった。しかし、大西洋漂流76日間では、次から次へと起こる問題を全て一人で解決しなくてはならない状況で、しかも精神的に追い込まれていく描写は、不謹慎な言い方だが最高のノンフィクションとなっている。 読む価値のある本である。
17 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
私も激賞!,
By 夏野一石(カヌーイスト) "astone_summers" (横浜・海の見える丘の上の家にて) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 大西洋漂流76日間 (ハヤカワ文庫NF) (文庫)
76日間といえば、2ヶ月と2週間である。その間、シイラを突いて食料とし、雨水を集めて飲料水として、生命を繋ぐ。わずか直径165cmの子供のインフレータブルプールのような、へなへなのゴムで出来た膨張式救命筏に乗って、当てもなく、漂うのである。帆もエンジンもなく、またオールで漕ぐことも体力消耗を考えると侭ならず、ひたすら波に漂い、風と海流のみに運命を任せて。。。 この壮絶な、海水であることで砂漠以上に過酷な環境である、広大な海という「母にして魔物」なる存在からの、執拗な試み に負けなかった、一人の生還者の 実録! ここには、派手な勇者の姿はないが、「負けなかった」魂の、真の勇者の姿が、確かにあった。
15 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
孤独との壮絶な戦い,
By
レビュー対象商品: 大西洋漂流76日間 (ハヤカワ文庫NF) (文庫)
「遭難者の90%が3日以内に死んでしまう」この事実は海という過酷な環境に放り出されて体力的に果ててしまうからだと思いますか?そう思っているならぜひこの本を読んでください。生きる望みをつないでいくためにいかに孤独と戦うか。心があきらめたら体も死んでいく。生存するために飢えや渇きとぎりぎりの線で戦う。確かにサバイバル術も不可欠です。救命いかだを居住空間にかえ、シイラを獲り、サメと戦い、水を確保する。著者のヨットマンとしての知識と経験が生存を助けています。 「生と死の狭間で」小説ではありきたりの表現かも知れませんが、ノンフィクションであるということにはやはり大きな意味があります。
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