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大英帝国 (講談社現代新書)
 
 

大英帝国 (講談社現代新書) [新書]

長島 伸一
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

7つの海の支配者、世界の工場――大英帝国は「高度文明社会」の幕開けを告げた。観光旅行、ヴァラエティー・ショー、センセーショナルなマスコミ。消費ブームに沸く大衆社会化現象の一方で、宏大な植民地と「2つの国民3つの階級」を内包した帝国の矛盾が、露呈し始める。

内容(「BOOK」データベースより)

七つの海の支配者、世界の工場―大英帝国は「高度文明社会」の幕明けを告げた。観光旅行、ヴァラエティ・ショー、センセーショナルなマスコミ。消費ブームに沸く大衆社会化現象の一方で、宏大な植民地と、「二つの国民三つの階級」を内包した帝国の矛盾が、露呈し始める。

登録情報

  • 新書: 208ページ
  • 出版社: 講談社 (1989/2/15)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061489348
  • ISBN-13: 978-4061489349
  • 発売日: 1989/2/15
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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形式:新書
 とても読みやすく、分かりやすい、手ごろな入門書です。多いとは言えない紙幅の中で、十九世紀のイギリス社会の歴史的、国際的背景やヴィクトリア朝人の心性への考察、もちろん労働者の惨状も含めて、大英帝国といわれた時代の社会の動きをよく見せてくれます。なにぶん紙数が限られているので、「もう少し詳しく知りたい!」と言いたくもなるところがありますが、決してそれは著者の論考の妨げとなっているわけではなく、うまくまとめられていて、著者の言いたいことはよく分かることが内容の不足をあまり感じさせません。

 本書の見所は、最盛期を迎えるイギリス社会が、それからどのように「発展」して行こうとするか、です。一般にはヴィクトリア朝以降、イギリスは衰退していくというのが一般的な見方ですが、それはあまりに単純に割り切りすぎていはしないでしょうか。その時代時代を生きる人々に時代の流れなど分かろうはずがありません。それはそれなりに最善の道として選ばれたことで、結果は別なことなのです。本書を読んでいると、大衆社会という局面に立って、よりよい社会への「発展」を期して取られた対策こそ、歴史的に衰退といわれるものではなかったかと思ってしまいます。確かに経済や政治では大英帝国とは言えなくなっていく始まりの時期ですが、しかしそれでも、それだからこそ、イギリスは世界の最先端を行っていたと言い得るのではないでしょうか。体の充足か、心の充足かという、発展の向こう側にある問題に気付かされていくヴィクトリア朝人の軌跡は、とても興味深いものがあります。

 歴史は繰り返す。百年前のイギリス人が一つの結論として選んだ福祉国家の道が、反省されまた元の形に戻ろうとしているかのごとき昨今、私はそこに歴史の皮肉を感じざるを得ません。しかし、これだから歴史を眺めるのは面白いし止められないのですが。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 大英帝国といえば7つの海に覇を唱えたグローバルな一大帝国ですが、ヴィクトリア朝時代を境としてその覇権と繁栄に翳りが兆し、20世紀前半には帝国システムにピリオドが打たれることとなります。

 本書は、そのヴィクトリア朝を対象に、帝国の繁栄を支えた当時のイギリス社会の実態を説明するものです。当時における各階級の生活スタイル、貧困層の生活実態と福祉国家への転換の契機、一般庶民の生活向上に伴う全社会的な大衆化現象などが簡潔に語られています。

国家ないし帝国の興亡プロセスと本国における社会的変化の関係を考えさせるという意味で、それなりに面白いものを感じました。

 なお、「大英帝国」というタイトルは政治的・外交的な内容を感じさせますが、基本的に社会学系統の本です。
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1 人中、0人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
この時代に興味があったので一読。
内容に関しては上のお2人を参照されたし。
あまり時間がなく深く読み取れなかった・・・。

低成長期の中にも、ゆとりある深みのある文化を作り出したイギリス。
少子高齢化によって、今後大きく成長する事は望めない日本と何か被るものがある。この時代に作られた福祉国家はその後イギリス病と呼ばれるものにまで変化したが、同じ道(福祉国家)を歩みつつある日本は、今後日本病に罹る事はないだろうか?
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