内容(「BOOK」データベースより)
心の理解にこれだけは知っておきたい、大脳の構造とはたらき。高次な脳が担う、心の世界への招待。
内容(「MARC」データベースより)
心の理解にこれだけは知っておきたい、大脳の構造とはたらきをコンパクトにまとめる。「骨相学的」な機能局在論に陥ることなく、脳の研究方法についても平易に述べ、高次な脳が担う心の宇宙を楽しく平易に説く。
出版社からのコメント
大脳のはたらきあっての心であることは、今では常識ですが、いざ大脳皮質はじめ脳がどのような構造になっていて、どのような機能を司どっているのかを学ぼうとすると、なかなか初学者に適切な本がありません。たいへん簡単にしか書かれていなかったり、あるいは大部の専門書と格闘することになったりします。本書は、大脳皮質の構造や両半球のつながり、言語や視覚の処理から脳を生きたまま見る新しい研究法まで、現代人に必要な知識をコンパクトに、分かりやすく解説した、待望の本です。各章末に読書案内や、巻末に用語解説を付す。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スターリング,ジョン
マンチェスター・メトロポリタン大学心理学・言語病理学部心理学科上級講師。生理心理学、神経心理学部門リーダー
苧阪 直行
1976年京都大学大学院文学研究科(心理学)博士課程修了。1979年文学博士。現在京都大学大学院文学研究科実験心理学教授
苧阪 満里子
1979年京都大学大学院教育学研究科(教育心理学)博士課程修了。1984年教育学博士。現在大阪外国語大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
マンチェスター・メトロポリタン大学心理学・言語病理学部心理学科上級講師。生理心理学、神経心理学部門リーダー
苧阪 直行
1976年京都大学大学院文学研究科(心理学)博士課程修了。1979年文学博士。現在京都大学大学院文学研究科実験心理学教授
苧阪 満里子
1979年京都大学大学院教育学研究科(教育心理学)博士課程修了。1984年教育学博士。現在大阪外国語大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
抜粋
自然界ではヒトの脳ほど複雑で素晴らしい、そしてミステリアスな存在はないだろう。脳の外面はざっと見た感じではデコボコしており、ひだに囲まれている。内側はというと、やや硬く形成された中身のつまった構造をもっている。中心部に向かって脳脊髄液にみたされた4つの大きな脳室がみられる。ヒトの人生の初めから終わりまで(深い眠りにおちている間も)脳は活動を維持し続ける。他の身体部分が消費する燃料(グルコース)はさほどでもないのに、脳は不釣合いに多い多量のグルコースを消費する。血流に含まれるグルコースを吸収するため、脳は心臓から送られてくる全血流の20パーセントを消費している。これは知覚したり運動したりするときに脳が必要とするためである。そのおかげで、私たちは考えたり、学んだり、恐れたり、夢を見たりできるのである。(「第1章 脳と心のはたらき」)