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大絵画展
 
 

大絵画展 [単行本]

望月諒子
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商品の説明

内容紹介

日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。 ゴッホ作「医師ガシェの肖像」はロンドンのオークションで日本人が競り買った。バブルが弾け、倉庫に眠るその絵を盗み出した男と女は、コンテナの中に135点もの世界の名画があることを知る。史上最大の強奪、二千億円を超える大事件。絵画を愛するものたちが騙し騙され、仕掛けた大絵画展! 痛快でスリリングなコンゲーム小説。

内容(「BOOK」データベースより)

ゴッホ作「医師ガシェの肖像」を巡り、絵画を愛するものたちが仕掛けた、痛快でスリリングな史上最大の罠!第14回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。

登録情報

  • 単行本: 306ページ
  • 出版社: 光文社 (2011/2/19)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4334927467
  • ISBN-13: 978-4334927462
  • 発売日: 2011/2/19
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 173,404位 (本のベストセラーを見る)
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7 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
「大絵画展」

日本ミステリー文学大賞???知らなかったぞ。

でも、でも。
この作品は、素晴らしいぞ。
好みもあるだろうけど、あたしゃあ、美術モノ好きだし、コンゲームはもっと好き。
もともと「贋作」は「詐欺」と近いところにあるが、バブル期の遺産として日本に「眠っている」世界の名画、しかも、実際に、その後一旦行方不明になった「ガシェ」に注目したあたり、着眼点として秀逸。

実際の「ガシェ」は、1990年、大昭和製紙(現日本製紙)齊藤了英名誉会長がクリスティーズ(NY)での競売で、当時史上最高落札額の8250万ドル(約124億5000万円)で、競り落として新聞を騒がせ、さらに、その斎藤会長が「俺が死んだらゴッホの絵も一緒に荼毘に伏してくれ」と発言し、世界の大顰蹙をかって、もっと有名になった。
そして、その後一般公開されることなく、斎藤の死後、この絵は担保にされ、ひそかに売却されたといわれ10年くらい行方不明となった。

最近、1997年に斎藤家より売却を受けたサザビーズが、非公開でアメリカのヘッジファンド投資家ウォルフガング・フロットルに、噂では9000万ドルで売却したが、2007年、フロットルが破産し、サザビーズがこの絵を引き取ったことで所在が明らかになった。

この「ひそかに売却」「行方不明」の部分を、見事に、膨らませたのがこの作品。

こうした設定、着眼点の素晴らしさと、一方で、誰が誰を騙しているのか?全てがフェイク?というお約束をきちんと踏襲しつつ、タイトル「大絵画展」へ収束させていく見事さ!は、たまらない爽快感。思わず、「ヒューーッ」と口笛が出てしまうよ。
超一流の「コンゲーム」小説の誕生である。

この本の感想を肴に、ゆっくりワイン飲む相手、誰かいないかなあ。
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