これは面白かった。
清水ちなみ自身に対しては、会計問題の疑惑やOL御殿などで、とっくに愛想をつかしているが、ここに載せられたひとつひとつは清水と直接関係がないのだから、虚心に味わってもいい内容である。
清水自身が語っていたように、「大恋愛」と違って「大結婚」には「親」とか「家」とか「親戚」ばかりがやたらに登場してくることが、この本の主たる特徴である。
「大恋愛」と「大結婚」を比べて読めば、「恋愛」と「結婚」の違いがいやでも分かるというものだ。
そしてまた、両者を同じように、もしくは延長線上に考えてはいけない、ということもはっきりしてくる。
「愛はなぜ4年で終わるのか」に出てきたように、霊長類の長においては「個体ではなく個体の親」が配偶者の選別を行う傾向が出てくる、のであるなあ。
「大結婚」では、とにかく「私」と「彼」の「意思」というものが、限りなく軽く意味を成さないものになっているのである。
「大結婚」を読むと、「婚姻は両性の合意」に基づくなどという民法など、どこの国の話だ、という気がしてきますね。
これから結婚を考えている人は、ぜひ読んだほうがいいと思う。