江戸中期、尾形光琳作の、史上最も美しいと言われる百人一首カルタの復刻版です。
金箔の上に雅な絵をあしらった実にすばらしいカルタで、金箔風の色合いも再現しています。
この種のものが好きな方なら、これだけの価格で買うだけの価値はあります。
また書道を趣味とする方にも参考になります。
書を書いた人物には諸説あるようですが、光琳自身というのが有力なようです。
お手本にするに値する達筆です。
和歌は異体仮名を駆使した草書体なので、くずし字に詳しい人でないと、読むのは難しいでしょう。
もちろん、かるた取りには全く使えません。というかもったいなくて使えません。
現在のかるたと異なり、読み札には上の句のみが書かれ、下の句の取り札にも歌題にちなんだ絵が描かれています。
下の札の方が美しいです。
少し難があるとすれば、画面の精度が若干荒いようにも思えますが、これ以上の印刷は技術的に難しいのかもしれません。
さらに豪華な完全復刻版もありますが、箱が豪華、金紙に包まれているなどの違いはありますが、印刷は同一のものです。
付録の百人一首解説冊子は今ひとつの出来なので、
『原色小倉百人一首』 などを併せて買うのがおすすめです。
この本にも光琳カルタが何点か収録されています。