東京事変去年に引き続きニューアルバム発売、その名も「大発見」。
またも傑作である。
最近の東京事変のアルバムは毎回コンセプチュアル度が増していますが
それが更に研ぎ澄まされて一つの表現として際立っている。取り分け今作はあまり事変らしくない曲
今まで事変がそこまで演奏してきたイメージのない楽曲中心のアルバムであり
その上で今まで以上に、若しくは以上のクオリティを叩き出しています。
音楽として新しいし、更には楽しさや洗練っていう要素も十分に追及していて
そのストイックな姿勢には毎回唸らされる。
今回もディープな曲調多目ながら、その実最後までノンストップで聴ける出色のロック・アルバムです。
浮遊感のあるポストロックから、疾走感のあるらしい曲、いかにも椎名林檎らしいお遊び曲から
「電気のない都市」などリアルタイムの出来事にも反応した曲があったり
アルバムとしては非常に隙がなく
どこを切ってもおいしい内容。とはいえ、通して聴いた方がカタルシスは高いと思う。
シングルにもなった「空が鳴っている」はシリアスな歌詞が光る名曲。入っている位置も良い。
相変わらず始めと締めの曲がビシッと決まっていたり
最早バンドとしては鉄板のレベルに来た様にも思えます。だからもう何をさせても大丈夫というか
安心して最先端の音楽を楽しめるような信頼感がある。
かつてのアルバム「大人」を更に進化させてポップに聴きやすくしてくれたような印象もあります。
前作に引き続き記録更新のニューアルバム、率直にめちゃめちゃ気持ち良かったです。
王道から少し反れても、ここまで満足出来るアルバムを作れるのは凄いですね。長年の林檎リスナー的にも発見あるのでは。