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大江戸釣客伝 上
 
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大江戸釣客伝 上 [単行本]

夢枕 獏
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第39回(2011年) 泉鏡花文学賞受賞

内容説明

江戸時代。釣狂いの男たちの波瀾万丈の物語世界中で釣りをしてきた作家が日本の釣りの原点を江戸時代の波乱万丈の物語にして提示。島流しにあっても負けない絵師や仇討ち騒ぎや妻の死より釣りを選んだ侍!

登録情報

  • 単行本: 322ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/7/28)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062169991
  • ISBN-13: 978-4062169998
  • 発売日: 2011/7/28
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.6 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 13,065位 (本のベストセラーを見る)
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By yass
釣りにはこの言葉がよく似合う。
みんな全てを忘れて集中しないと釣りはできない。
陽ほどに釣り、狂うほどにはまるのだ。
日本の文化の中で釣りほど道具が吟味され、細分化された物は無い。
江戸の文化は釣りの文化でもあるのだ。
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By トップ500レビュアー
Amazonが確認した購入
主人公は、石高四千石の旗本、津軽采女(うぬめ)そして、芭蕉の弟子其角、絵師英一蝶これに堂々とした大人振りの紀伊国屋文左衛門、吉良上野介、御徒侍の阿久沢弥太夫らが絡む。このお膳立ては秀逸である。
これに江戸湾の四季折々の魚が色を添える。
釣技に迫る謎解きにも興奮がある。
竿も鉤も季節も潮の動きもみんな違う。釣法は、人それぞれであってそれぞれが工夫すればよい。教えることは出来ない。とは至言である。
将軍家の権力争い、五代将軍綱吉の「住みにくい世の中」となったと云われている「生類憐令」(お触れの総称)には、「きりぎりす松虫玉虫之類、慰めにも飼い申すまじ」まである。但し、その適用はあいまいであったらしい。
これに対する天下の副将軍水戸光圀の腹の据わった態度も描かれている。
武士の処世や、琵琶湖の鮒寿司も出て来るなど酒と肴もいい脇役となっている。
また、最強の釣敵がふたり並んで竿を出すような間柄になっていた描写があるが人生の奥行を感じさせる。
そして、采女の「色んなものが自分から去った」。
妻が死んだ、城勤めも終わった。だが、釣りが残った。
何故、好むかはその理由を問い詰めてもわからない。何故生きるかのようなものである。
上巻は、釣り船禁止のお触れが出たところまでとなっている。
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