秀逸な映画とのタイアップ作品「キューティーハニー a GO GO」の後は作者としては異色の育児漫画「子はカスガイの甘納豆」を挟んでいますので久し振りに伊藤伸平さんらしい作品です。
今回は同名小説のコミカライズで、野球をマクガフィンとして大正時代の女学生達の緩やかな日常を綴っており、一体いつになったら野球の試合が始まるのかと危惧すると同時にこのまま愛おしい時間が過ぎていくのも良いかという気にもなる不思議な作品です。
設定上、作者お得意のSFやガンアクション等は殆ど見られませんが、冒頭では東宝怪獣映画へのオマージュも捧げられていますし、逆に作者のリリカルな面が良く出ていますので原作を読んでいない伊藤漫画のファンにも充分楽しめる内容となっております(ちなみに私はそうでした)。