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最も参考になったカスタマーレビュー
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
大正天皇の評価,
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レビュー対象商品: 大正天皇―一躍五大洲を雄飛す (ミネルヴァ日本評伝選) (単行本)
明治と昭和に挟まれ、在位が短かったためにどうしても印象の薄い大正天皇。しかし、原武史の大正天皇 (朝日選書)や、それに対する反論としての大正天皇 (人物叢書)など、最近では研究対象として論じることもできるようになってきたようである。本書は米国の研究者の視点から、現代的・客観的な方法や資料を用いて大正天皇の生涯を描き出し、「20世紀」「近代」最初の天皇としての役割や意義を論じる。産業化がすすみ、台湾や朝鮮を領有した「帝国」としての天皇という観点が強調されている。 いずれにしても、前掲の2書や本書も「悲運」「悲劇」と論じているのが興味深い。どんな立場にしても、大正時代が日本近代史の一つのターニングポイントということなのだろう。
10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
アメリカ人の書いた大正天皇観,
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レビュー対象商品: 大正天皇―一躍五大洲を雄飛す (ミネルヴァ日本評伝選) (単行本)
大正は、激動の明治、昭和の間にあり、この時代ととも天皇の存在感が薄い。大正天皇と言ってもぴんとこない。治世の期間が短かったという要因もあり、歴史上語られることも少ない。本書はそういう意味で貴重な記録であり、執筆者が米国人研究者であるという意義も深い。国内の文献や新聞記事などに加え、ニューヨーク・タイムズやロサンゼルス・タイムズなど海外メディアが伝えた大正天皇の海外の資料が示されている。世界史的観点から人間・大正天皇に迫る注目すべき天皇評伝。 大正天皇に対する次のような評価に耳を傾けるべきではなかろうか。 「大正天皇の功績から考えてみれば、最も問題だったのは、不健康のこととか国民の明治天皇に対する過剰な尊敬ではない。生きている間に広く国民に愛され、皇室史上珍しく豊富な家族に恵まれていた嘉仁の最大の悲運は、30年代において日本帝国が平和と国際協調の道から脱出したことである」(182ページ)
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