「大日本帝国の軍用銃」とのタイトルの通り、資料として購入したのですが、
はっきり言って期待ハズレの内容でした。
まず資料としての内容が薄い。確かに三八式から各小銃etcが紹介されているのですが
大したことは書かれていません。ただ各部の写真を並べて見せるだけです。
レシーバーの刻印からの逆引きなどの資料性は皆無です。
ちなみに三十年式や日本軍によるコピー試作の小銃の類の詳細な記事はありません。
十八年式村田銃の記事があることだけは唯一評価できます。
次に実射やら九七式にトイガン用のスコープを乗せるやら何やら始まるわけですが
これはもう完全に個人の日記レベル。資料としての利用価値はまずありません。
資料として購入したのに筆者の日記を読ませられるのですから堪りません。
更に驚いたのがトイガン紹介の項があるわけですが何とそれが全体の約半分を占めています。
玩具の記事を読むためにお金を払ったわけではありません。実物の資料が欲しくて購入したのです。
まとめますと、同人誌を少し上回った程度の本でした。
この内容で銃器ジャーナリストを語るのであれば、
やはりジャーナリストという肩書きは胡散臭いということでしょう。
(もっとも、ジャーナリストの記事に資料性を見出すことが馬鹿げているかもしれませんが。)
もし純粋な資料として購入を検討しているのであれば止めた方が無難です。
洋書等の英語は読めないので、とにかく日本語で……という方や、
先のレビューの方のように自分だけの世界に浸りたい人向けです。